<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

わたしの大好きな陶淵明の詩。

2024年07月23日 16時39分35秒 | Weblog

大好きな陶淵明の詩を読んで楽しむ。

「諸人共遊周家墓柏下」

陶淵明

 

今日天気佳 清吹与鳴弾 

感彼柏下人 安得不為歓

清歌散新声 緑酒開芳顔

未知明日事 余襟良以尽

「諸人と共に周家の墓の柏下に遊ぶ」

 

今日天気佳し 清吹と鳴弾と

彼(か)の柏下の人に感じては 安(いずく)んぞ歓を為さざるを得んや

清歌して新声を散じ 緑酒して芳顔を開く

未だ明日の事を知らず 余が襟(むね)は良(まこと)に以て尽きたり

今日のお天気は上々だし、お雇い音楽家の笛の音と琴の音が聞こえて来るし。

周家のお墓の柏の木の下に眠る死者たちのことを思えば、どうしていま生きている我が身を腐らせておられよう。

声を清々しくして新曲を歌い、作りたての新酒をいただいて顔をほころばせる。

明日何が起こるのかは誰にも分からない。せめては今日此処で我が胸襟開いて晴れ晴れとして過ごそう。

明日のことは分からない。誰にも分からない。今日を清々しく生きて今日を終わりとしようじゃないか。

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