<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

悪人こそは浄土の正客。

2022年12月22日 16時18分44秒 | Weblog

僕の法名は決まっている。本願寺さんからいただいている。

僕の法名は「釈応帰」。葬儀の用意は出来ている。

「釈」は、恐れ多くもお釈迦さまの「釈」である。お釈迦様の弟子となったから。仏道を歩む者だから。

「応帰」は、「いま応(まさ)に帰らんとする者」という意味合い。帰るところがある。帰るところは、いのちの根元の、阿弥陀仏のお浄土だ。此処が無量光明土だ。

其処は極楽浄土。極楽浄土がこのお爺さんにふさわしいかどうか。胸に手を当ててみると、ふさわしいとは言えそうにない。悪いことばかりをして生きて来たんだから。

それでも、迎え取ってくださるという。しかも、いの一番に。悪人こそは浄土の正客である、と。正客だから威張っていていいのだ。此処で仏さまの教えを聞いて実践して、修行のやり直しだ。

修行がすむとわたしは仏陀になる。これが約束されている。「わたしを仏にする」と仏が約束をしてくれているから、間違いはない。

釈応帰。お釈迦様の仏道の、阿弥陀如来のもとに、いままさに帰って行こうとしている男、それが釈応帰、このお爺さんである。大きな顔をしていようか、小さな顔になっていようか。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 冬至の日のご婦人は張り切っ... | トップ | 終われば始まる。これは凄い... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事