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はい、魂がひもじがるのであります

2016年08月29日 20時52分39秒 | Weblog

はい。魂がひもじがるのであります。困ったものでございます。わたしはせっせせっせと魂の口に馳走を運んで来なければなりません。まるで親雀が小雀に虫を運んで食わせるように何度も何度も何度も。

そうしなければひもじい魂はストライキを決行してわたしを困らせます。彼が、天照大神のように岩戸に隠れてしまったならば、わたしのこの世はいきなり闇路になってしまいます。わたしは彼なしでは何処へも行けなくなってしまいます。行ってもつまらないのです。

それで魂のご機嫌を損ねないようにわたしはせっせせっせと馳走を運んでくることになりますが、どんなものでもいいという具合にはいきません。魂の口は肥えています。舌に其れを載せればそれがどんなものだかすぐに察知してしまいます。こんな粗末なものは喰えないといって怒り出す始末。上等のご馳走でなくてはなりません。

ところが彼は短歌が好物のよう。これを喰わせるとたちまち上機嫌になります。もちろん57577の合計31文字でであればどれでもいいかというとそうではありません。そこにじっくり煮込んだ醍醐の味が込められてないといけまません。

わたしはそういうわけでよくここのブログにも短歌を引き合いに出してきています。それはそういうわけなのです。手っ取り早いのです。彼を唸らせるレシピなのです、これが。魂のひもじさは、しかし、これで最後と言うことにはなりません。来る日も来る日もひもじがるのです。

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