<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

われわれは死なずに連続している

2016年08月17日 13時54分09秒 | Weblog

連続しているということは死なないでいるということだ。形はさまざまに変えて行くけれどもそれでも連続をしている。大空に白い雲が流れている。さっきは驟雨が来たが、いまはまたぎらぎら太陽が照りつけている。風があるらしく、屋根まで届いている隼人瓜の藪がときおりざわざわ音を立てている。どれもが互いに連続している。縦方向に横方向に斜め方向に、上下に。

こうして大気圏が死ぬことはない。青空が死滅するということもない。過去へ未来へベクトルが延びて巧く釣り合っている。大自然の変形種のわたしも是に倣っているので、長い目で見ればどこまでも生命直線は延びきっていて、立派に連続を果たしている。縦横無尽の大宇宙に座標があって、そこではわたしは点である。一つの小さな点在だが、なんという摩訶不思議か、これが死滅するということがない。わたしが死滅すれば大宇宙が死滅してしまうけれども、その心配は万に一つもない。

時間的にも空間的にもわれわれは連続をしているのだ。木の葉が風に揺れるように変化を見せてはいるが、それが見事に全体を形成しているのだ。心配はない。心配することはない。心配をすることがあってもそれもまた一つのバリエイションであって、変化の妙なのだ。

 

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