小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



小田原市久野のJT小田原工場が閉鎖されたのは2011年3月。その年の9月頃から解体工事が始まり昨年の暮れにはすっかりと更地になっていた。広大な跡地利用の動向に注目が集まっていたが今年の5月に公募入札形式で新たな事業者へ土地の所有権が移った。 JT小田原工場跡地を購入したのはショッピングセンターを全国展開しているイオンタウン。道路右側の旧工場部分約5・9ヘクタールと、左側のグラウンド部分約2・2ヘクタールを合わせた計約8ヘクタールの土地に商業施設の出店を計画しているとのこと。工場跡地の中でも旧グラウンド側の約2.2ヘクタールは第一種住居地域に指定されており、商業施設の進出には一定の用途規制があるようだ。しかし、この場所に大型商業施設の出店が検討されるとは、結構驚いた。旧JT小田原工場周辺はかなり道路事情が悪い。小田原厚木道路の高架を挟んだ反対側の都市計画道路城山多古線は今年になってようやく道路拡張と歩道の整備が終わったばかり。国道255号に接続する周辺の道路は道幅も狭く、拡張するのにかなりの時間がかかるのではと思う。現在、山神下交差点までの整備が終わっている都市計画道路城山多古線は、計画では右側にカーブしてトンネルで多古丘陵を抜ける予定とのこと。山神下交差点からトンネルを抜けた都市計画道路城山多古線は大雄山線の五百羅漢踏切の北側に出るようで、県道74号との接続の計画の行方も今後気になるところ。土地を取得したイオンタウンは早期の開業を目指したい意向のようなので、再来年の夏あたりには施設が開業して混雑しているのかもしれない。イオンタウンの計画と周辺の道路の整備の行方に注目したい。

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