多病息災発達障害者こよりの日常

両手で数えきれない障害と持病を抱えつつ毎日元気に活動中。発達障害の息子たちの子育ても終え、悠々自適の毎日です。

自閉っ子の成長

2019-01-10 09:24:48 | 発達凸凹
昨日の事である。自閉っ子からラインが入り、


「今日は会社の後、友達とご飯食べてくる」とある。


「帰りはどうするの?最終バスに間に合うようにしてね」と送った。


「大丈夫。友達が車だから、送ってくれる」と返信があり、そのあとは


既読もつかなくなった。


今日の夕飯は3人前、となり、兄ちゃんにそれを伝えたら、


「さっと作れる材料ないしなあ、それに自閉がいないと


下ごしらえから全部俺だしなあ」と しばらく考え、


「今日は あそこの弁当にしよう!」と言う。


わが家から結構距離があるが、手作りのお弁当屋さんがある。


値段は コンビニやスーパーより高いが、頼んでから作ってくれて、


味もいいので 納得できるお値段である。


兄ちゃんが 二つ、私と夫は一つずつ。メモをもらって夫と出かけた。


兄ちゃんはその間、風呂掃除である。


お店で お弁当を頼み、出来上がった物を保温バッグに入れて


家路を急ぐ。アツアツだったお弁当は、保温バッグに入れても


家に着く頃には「あったかーい」レベルになっていた。


3人で お弁当を食べ、くつろいでいたらドアが開いた。


「え?誰だ?」と思ったら自閉っ子である。


「あれ?ごはん食べに行ったんじゃないの?」


「途中で解散した。ここまで送ってもらった」


「えー?ごはんないけどどうしようか」


以前の自閉っ子なら、家族だけでお弁当食べてる時点でイライラである。


しかし 「えー、みんな弁当食べたんだー」と 平気な顔。


冷蔵庫から あれこれ出して食べていたが、


「あったかいもの欲しいなあ。ラーメン作って」と言う。


私は 食後で動きたくないので、「あとで」と言いたくなったが、


試しに「お父さんに頼んだら?」と言ってみた。


以前なら絶対受け入れなかった事であるが、「じゃあお父さん作ってくれる?」と


親子であれこれ話している。


「これかー?」台所で夫がいい、自閉っ子が「醤油味なかったー?」と答える。


夫には 自閉っ子がいう物がわからなかったらしく、「OOでいいかー?」の声。


自閉っ子も 「じゃあお父さんお願い―」と 平気である。


あれ?いつのまに こんなに物わかりがよくなったんだ?と私と兄ちゃんは顔を見合わせた。


食事なしで帰宅して、ただでさえ機嫌が悪くなりそうなのに、


普通に会話して おとなしく待っている。


夫が作ったラーメンを食べて、「おいしかったー。ごちそうさま」と


食器を片づけにいった。


えー?私に作れって言ったら 私がしないと納得しなかったの誰?


自分の分が無いのに、むっとしないで 他の事で満足してるの誰??


自閉っ子 またまた成長したようです。もしかしたら家の中で


一番聞き分け良くなったかも。精神的に落ち着いてるなあ。


自傷や パニックと 縁が切れて久しいですが、また一回り大きくなった気がします。


いやー、びっくりしました。大人になったなあ。



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