多病息災発達障害者こよりの日常

両手で数えきれない障害と持病を抱えつつ毎日元気に活動中。発達障害の息子たちの子育ても終え、悠々自適の毎日です。

秀でた人たちのカン・判断力

2017-06-23 11:36:27 | 秀でた人
仕事でも 習い事でも 家事でもなんでもいいけれど、


「一つ極めた」段階に 至った人の カンや 判断力は


共通するものが あると思う。


私は あちこちの病院に行くので、医師や患者さんや


スタッフの人にもよく会うし、


知り合いが多いので そのまた知り合いとの お付き合いが


始まったりする。


私は 人の顔や名前は 覚えられないが、


たとえば 主婦であったり、学ぶ機会がなかったり、


世間一般から見たら 「賢くない人」と 判断されそうな人のなかに、


素晴らしい資質を発見して 感動することがある。、



何か 一つ 自分の与えられた環境で努力し、


それを 越えてきた人の カンや 判断力は


素晴らしいものが あると思う。


家事なら家事、仕事なら仕事で、「一つの型」を極めた人は


他の部分でも 応用が利くし、


瞬時に判断して 体が動く。



医師でも 「いいお医者さんリスト」なんてのに載ってない


町のお医者さんでも、いい処方をし、


患者が何も言わなくても「OOはどうですか?」と


悪い部分を ぴたっと 言い当てる人がいる。



検査の結果より、患者の顔や 様子の方で 調子の良さを


判断してくれ、数値に振り回されないお医者さんは


とてもありがたい。


専業主婦で、今80代、という方の中にも、


「学歴も 知識もないが 知恵とカンが素晴らしい人」が


たくさんいる。亡くなった夫の祖母は 


かなの読み書き程度の 学力だったが、


聞いた事は 即座に暗記し、


忘れないように カタカナとひらがなまじりで


日記を欠かさず書いていた。


「学ぶ」という事を あきらめなかった稀有な人だと思う。


読めないし書けないが 英語は耳で理解し、


「ぐっもぅにん」「はうあーゆ」とか


簡単な 会話は できていた。


私には真似のできない 資質を持った人だった。



生活の中で、コツコツ努力することで、その人が


気付かずに 身に着けたものだと思うが、


そういう人に 会うたびに、


私も 自分を 高めていきたいと思うし、


その力を 家族や 自分の周囲の人や これから出会う人のために


活かしていきたいと思う。












治療のための精神分析ノート
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