夫も息子達も肉体労働をしている。一日働けばお腹も減る。夫の家系は健啖家が多く、夫の祖父母も高齢になっても同世代より多い量をべろりと平らげていた。高齢になっていてこの量なら、若い時はもっとたくさん食べていたんだろうなあ、と想像する。
息子達はまだ若いから、食べる量が多いのは当たり前だが、夫も息子たちと変わらない量食べる。夫にそう言うと、「そんな事はない。昔は俺も結構食べたが、年をとってあまり食べられなくなった。」という。
夫としては自分は少食だと思っているらしい。それでも世間の基準よりかなり多めの量だと思うが、よそのおうちのご飯の量なんて夫は知らないから、それ以上話はしなかった。
そんなふうなので、我が家のエンゲル系数はかなり高い。最近の物価の上昇が家計を圧迫しているお宅も多いようだ。
買い控えをする人や、買い物の回数を減らす人もいて、スーパーの見切り品のコーナーは、商品が山積みである。
見切り品のなかから、うちで使えそうな物を選んで献立を決めて、足りない物を予算内で買い足す。値上がり続きでも、見切り品のおかげで予算内で買い物ができている。我が家は皆大人で、献立に細かい注文をつける人がいないのでなんとかやれるけれど、乳幼児がいたり高齢者がいたり、食物アレルギーの人がいて、食材を選ぶのに制約があるおうちは大変だろうと思う。
私は専業主婦なので、買い物に時間を割くことができるけれど、仕事を終えてからお子さんのお迎えに行って、それから買い物という人は買い物の時間すら惜しいだろう。短い時間にスーパーを回って、必要な物なら値段が高くても買って帰らなければならない。
スーパーの売り上げが下がっているというニュースを見たが、値上げの分買い控えが起きているし、あれだけ見切り品が出たら、売れる品数は同じでも値下げした分売り上げは落ちる。
我が家から歩いていける距離にはスーパーがなく、通院の帰りに軽い物だけ買い、夫や息子に車を出してもらって買い物に出かけている。我が家の行きつけのお店が経営不振になって閉店したりしませんようにと願う毎日である。
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