多病息災発達障害者こよりの日常

両手で数えきれない障害と持病を抱えつつ毎日元気に活動中。発達障害の息子たちの子育ても終え、悠々自適の毎日です。

大好きな家事 繕いものと洗濯

2017-10-15 17:57:32 | 家事
私が 一番好きな家事は、洗濯と 繕いものである。


今は リウマチと 緑内障のために、


針を持つ事も 難しい時期があるが、


昔は 毎日針仕事をしていた。


老人と同居していたので、穴が開いた衣類は 繕うのが常識になっていた。


釘にひっかけたとかいう単純な穴は、生地自体は 傷んでいないので、


似た生地を探して 当てて かがったりすれば それで終わる。


手がかかるのは 「擦り切れ」や「全体的に薄くなった生地」である。


生地が弱ったものに、それより強い生地を当てると、


負けてしまい繕った部分に 強弱ができ、そこがまた裂けてしまう。


着古しの衣類の箱から 似た弱さの 生地を当てて、


うまく繕うのがコツだった。


それでも うまくいかないくらい弱った生地だと、


生地同士は良くても 縫い糸の強さに負けてしまう。


糸は ある程度の強度があるから、その加減が難しかった。


大きな はぎれの 端から すーっと 一本 織り糸を抜いて、


それを 使うと うまくいくことがある。


着古しの衣類や 端切れは かんたんに見つかるのだが、


適度に弱った糸を 確保するのは難しい仕事だった。


老人の弱い肌は、新しいシーツや 寝間着が 当たっても


刺激で 赤くなったりすることがあった。


着なれたもの、使い慣れたものは 肌にやさしいので、


弱くなった部分を 補いながら 使った。


シーツの 弱った部分を取り除いて、残りを何枚かはぎ合わせて


新しいシーツとして 復活させたりした。


靴下の繕いも 空き時間の 楽しい仕事だった。


大きなブリキ缶に 古着や 端切れを入れておいて、


その中を あさった日を 懐かしく思い出す。



繕いノート
勝屋 まゆみ
文化出版局

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