テレビを見なくたったことの弊害

　もう何年も、テレビを全く見ない生活を続けている。地デジ化されたあとは、ブラウン管テレビを廃棄業者に引き取ってもらって、テレビ無しの生活。

　全く困らないのだが、そもそも見たいと思わないのだが、考えてみると、良くないことが一つだけある。
色々ものを考えてしまうことだ。余計なことまで。

　テレビを見ている時間は、言いすぎかもしれないが、軽く、「痴呆」状態になっていると思う。ほとんど何も自力では考えていない。あのままではまずい。

　しかし、一日のうち、そういう時間が多少あってもいいのかな、と思うようになってきた。仕事を終えて、家に帰って、色々心配ごとや悩みごとがあっても、ごちゃごちゃ考えず、ぐっすり寝て次の日の元気を蓄える、ということも大事だ。

　本を読んだり、何かを深く考えたりするのにはいいが、余計な想念をふくらませてエネルギーをかえって浪費してしまうこともある、というのがテレビを見なくなったことの唯一の弊害だ。