絵文字

手書きの文字ならば、その時折の筆跡から受ける印象で、文字そのものに「表情」がある。
だが、ケータイやパソコンのメールに表情を持たせようとすると絵文字を使用することになる。

絵文字は、怒っているのか悲しんでいるのか、気持ちを伝えたいとき便利だ。便利だからこそ、安易でもある。

お手軽だから気持ちを伝えることも、また偽ることも簡単だ。

絵文字の文化は楽しいし、絵文字を巧みに使ったメールをもらうとうれしい。まあ、自分はおっさんなので、めったに自分では使わないが。（なんか気持ち悪いような気がするので）

だが、気を付けなければならないこともあると思う。
一つには、文そのものの表現を工夫しなくなることだ。言葉づかいだけに注目すると、すごくぶっきらぼうであることも多い。
もう一つ。それは、ステレオタイプな感情に固定化されてしまうことだ。

感情は、一度に、いろんな方向の感情を含んでいる。その中の共通の認識を得やすいある部分を切り出したのが絵文字、顔文字だ。
そこに表現されている以上の感情に想像を巡らせることを絶ってしまうことにならないか、という心配をしてる。

考えすぎかな(~ヘ~;)