なんでそうなるのか

青森県八戸市で公務員試験塾オクトを主催する岡政也のブログです。

最大値と平均値

2012-03-09 14:02:10 | インポート

子供のころ、本宮ひろしのマンガのセリフ、「男ってのはなあ、普段何色だってかまいやしない。いざって時に銀色に輝けばいいんだ!!」にしびれ、そう思って若い時期を過ごした。

今、全然違う考えを抱いている。

瞬間的に、あるいは一時的に、無茶をして頑張ることもまたよし。 しかし、淡々とした毎日の中にこそ、本当の実力が潜んでいるのではないか。

たとえば。

写真を一枚撮るのに、メークを施し、機械のエフェクトを駆使すれば、芸能人のような写真を素人でも撮ることができる。

しかし、その奇跡の一枚をもってして「自分はこれほどイケメン/可愛い」とすることはできない。

他者の印象に残るのは、毎日の平均値だ。特別よそいきな表情は、長時間維持できるものではない。

自分を高めていくには、本当の意味で高めていくには、淡々とした毎日を、ていねいにレベルアップしていくしかない。

最大値がよければそれでいい、というのは、ドラマの世界だ。ドラマは、つまらない日常を描いても面白くないので、非日常的な要素を盛り込む。

現実は、平均値の方が大切だ。地味だが、それが現実だ、と思う。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿