ゴチャゴチャ考える

　漫画が好きでよく読むが、少女マンガはめったに読まない。めったに読まないがたまには読む。
たまに読むと、いつも思うのが、ヒロインの、心理描写がややこしい、ということだ。

　たいてい、ヒロインは好きな相手がいて、そう簡単に結ばれず、思い悩む。悩む過程で相手の気持ちをいろいろ想像し、思いを巡らすわけだが、二転三転、それ以上いろいろ複雑な推論、決断がなされる。二転、くらいまでならついていけるのだが、そこから先は「めんどくさくて」もはや・・・・となることが多い。
　
　そんなことを考えながら、久しぶりに読んでいたのだが、ふと思ったことがある。
一般に、女性の方が男性よりコミュニケーション能力が高い、とされてる。それは、普段から、相手の気持ちを考えて、ああでもないこうでもない、と思いを巡らしているからではないだろうか。だから、少女マンガに共感もできる。

　安易に性差に還元して考えるのは好きではないが、漫画については歴然と少女マンガ、というジャンルがあり、本屋でも独立したコーナーとなっている。やはり、そこに男女ならではの違いがある、と考えるのが妥当だろう。

　そんなことを考えながら読むと、なかなか勉強になる。もっと若いときにこういう勉強をしておけばよかった気もするが(笑)