なんでそうなるのか

青森県八戸市で公務員試験塾オクトを主催する岡政也のブログです。

理屈っぽいということ

2019-03-25 17:20:28 | 日記
未来に向かっての理屈は理想を実現するための道標であり、過去に向かう理屈は現在を肯定するための解釈だ。
しかし、実際に未来をつくるのは理想よりも現実の需給、利害、情動などである。
また、過去はイメージのフィルターの向こうで、如何様にも変貌する。
そのように考えると、理屈とは全く無意味なもの、のように思えるが、それがそうでもない。何らかの理が欲しい。理を求めるのも、自然な成り行きだ。
現実の大きな波の中で翻弄される私たちだが、理とは、大きな力に弄ばれつつも、わずかでも自らの意志の下で世界を収束させようとする作用なのかもしれない。
だから、少々理屈っぽくても我慢が必要というものだ。