問題意識

世の中を眺め渡せば問題だらけだ。何とかしなけりゃ、どうにかしなけりゃ、ということばかり。
そして、さらに問題なのは、さして問題でもないことに目くじらを立て殊更に大騒ぎする人の存在だ。
そのような人が騒ぐのは世の中のためではない。私怨のせいだ。個人的な恨みを公的な問題にすり替えることで憂さ晴らししているか、騒いだほうが得するか、のどちらか。
それでは問題が解決するどころか、拡大するのが必然である。
一人一人が何を問題とするか、は勝手でいい。だが、世の中の問題として取り上げていくからには、世の中全体の向上に役立つ視点が必要になる。ただただ対立を生んでおしまい、の放言は慎むべきである。