なんでそうなるのか

青森県八戸市で公務員試験塾オクトを主催する岡政也のブログです。

入門書

2018-04-04 19:13:41 | 日記
易しい言葉でかかれている入門書は、実は簡単ではない。
最初の数行は易しい。
いや、全部の頁の、三分の一くらいまでは易しい。
そこから先、急に難しくなるか、難し事はすべてすっ飛ばして結論だけ書いておしまい、のどちらかに必ずなる。

難しいことを易しく語るのは、本当は不可能なはずだ。
複雑な事象が、言葉によって平明になるわけがない。
その一部が平明な言葉で描出可能であるだけだ。

易しくていねいに書かれた入門書は、素晴らしいし価値がある。
しかし、それで理解できるのはごく一部の事象だけだ。
そこから先は、山道をかき分けて進むのが必然だと思う。