”Vienna Blood” Season 1
2019年 イギリス/オーストリア
BBC
先日の拙記事で、見逃したので何処かで再放送、配信をお願いしていたドラマ『ヴィエナ・ブラッド』
ですが、お願いの声に応えてくれたかの様にHuluで配信が始まりました。何というナイス・タイミン
グでしょう。 チョット感動。
で、早速全部試聴致しました。
取りあえず概略を。
この作品は、臨床心理士でもあるイギリス人作家 フランク・タリスによるベストセラー小説(リバー
マンシリーズ)を元にドラマ化したものです。
原作リバーマンシリーズは6巻迄出版されているとのことですが、ペーパーバックのみで残念ながら翻
訳はされてない様です。
シーズン1は3エピソードですが、各エピソードをパート1、パート2の2話構成にしてあります。
E1 : The Last Seance
E2 : Queen of the Night
E3 : The Lost Child
前回キャストをザっとご紹介してありますが、もう一度
製作総指揮:スティーブ・トンプソン(『シャーロック』、『ドクター・フー』等)
出演;
マシュー・ビアード : マックス・リバーマン(ユダヤ系英国人精神科研修医)
ヨーゲン・マウラー : オスカル・ラインハルト(ウィーン警察警部)
ジェシカ・デ・ガウ : アメリア・レグゲイト(英国人科学者)
ルイーゼ・フォン・フィンク : クララ(マックスの婚約者)
他
1900年代初頭のウィーンが舞台になっています。
主人公のマックス・リバーマンは、精神分析学の祖であるジークムント・フロイトに傾倒する精神
科研修医ですが、父の友人であるシュトラッサー署長を介して、警察の捜査に同行、協力する事に
なります。当時一般的でなかった心理学の知識を駆使し、”プロファイル”という考え方を用いなが
ら犯人像を分析していきます。
実業家であるマックスの父は、マックスに“まともな医者”になる様に苦言を呈しているが、母親は
マックスに理解を示している。
又夫が戦死し、同居をしている姉は 友人でもあるマックスの婚約者クララに対するマックスの煮
え切らない態度に苛立ちを示している。
ウィーン警察レオポルドシュタット署のオスカル・ラインハルト警部は 実直だが短気でもあり
又暫らく結果を出していなかった為、早期退職をほのめかされたりしている。 当初はマックス
の同行を迷惑に思い、邪魔者扱いをしていたが、次第に助言を求める様になり、タッグを組む事に。
幼い娘を亡くし、妻とは別居中。
各エピソードの内容は別途書こうと思いますが(出来るかな?)、取りあえずドラマ全体の感想と
しては、
このドラマは、前回ご紹介にも書きました様に、過去『SHERLOCK』や『ドクターフー』を手掛
けたスティーブ・トンプソンによる製作総指揮のクライム・サスペンスであります。
そのせいか、作風が『シャーロック』にとてもよく似ている感じを受けます。
他にも書かれていた様に、『シャーロック』の時代劇版という言及にも納得させられますね。
ただ、このドラマは、舞台がオーストリアのウィーンである事、設定時代が19世紀初頭-恐らく
ウィーンが学術的にも芸術的にも最も華やかだった時代になっている為、クリムトの絵画展、
フロイトの講義場面、マーラーの演奏会等も描かれているのも興味深い点です。
又、反ユダヤ主義、移民問題も絡めながら、当時の社会問題を描きながら、同時に自然史博物館、
オペラハウス、ホーフブルグ宮殿、彼の有名な大観覧車(←「第三の男」を思い出しました)
等々、ウィーンの風景、名所も楽しめるという美味しい点もありますね。
マックスを演じるマシュー・ビアードは、ふわっとしてソフトな雰囲気、口調もソフトです。
線の細い印象ですが、犯人を追ってビルの屋上を走って追跡する等結構アクティブでもあります。
(彼は「イミテーション・ゲーム」に出ていたそうですが、全く記憶に残っていませんでした。
ゴメンです)。
その他の出演者は殆どオーストリアやドイツ出身の俳優さんなので初めてお目に掛かる方ばかり
ですが、とても良いハーモニーを醸し出していると感じます。
軽すぎず、重すぎず、テンポも丁度良いし、映像的にも興味深い かなりクオリティーの高い
作品ではないかと感じます。
何より、マックスとラインハルトのバディー関係が次第に深まる様子も興味深く、マックスから
”友達”と言われて嬉しそうなラインハルトが可愛い(?)です。
3エピソードと少ない構成ですが、既にシーズン2も製作済の様です。
出来るだけ早い日本放送を待ってます!
因みに、
DVDは発売されています(日本版は出ていない様ですね)
原作本はこちら(ペーパーバックを読む気力、体力はないので、翻訳本出れば読みたいけど・・・)
2019年 イギリス/オーストリア
BBC
先日の拙記事で、見逃したので何処かで再放送、配信をお願いしていたドラマ『ヴィエナ・ブラッド』
ですが、お願いの声に応えてくれたかの様にHuluで配信が始まりました。何というナイス・タイミン
グでしょう。 チョット感動。
で、早速全部試聴致しました。
取りあえず概略を。
この作品は、臨床心理士でもあるイギリス人作家 フランク・タリスによるベストセラー小説(リバー
マンシリーズ)を元にドラマ化したものです。
原作リバーマンシリーズは6巻迄出版されているとのことですが、ペーパーバックのみで残念ながら翻
訳はされてない様です。
シーズン1は3エピソードですが、各エピソードをパート1、パート2の2話構成にしてあります。
E1 : The Last Seance
E2 : Queen of the Night
E3 : The Lost Child
前回キャストをザっとご紹介してありますが、もう一度
製作総指揮:スティーブ・トンプソン(『シャーロック』、『ドクター・フー』等)
出演;
マシュー・ビアード : マックス・リバーマン(ユダヤ系英国人精神科研修医)
ヨーゲン・マウラー : オスカル・ラインハルト(ウィーン警察警部)
ジェシカ・デ・ガウ : アメリア・レグゲイト(英国人科学者)
ルイーゼ・フォン・フィンク : クララ(マックスの婚約者)
他
1900年代初頭のウィーンが舞台になっています。
主人公のマックス・リバーマンは、精神分析学の祖であるジークムント・フロイトに傾倒する精神
科研修医ですが、父の友人であるシュトラッサー署長を介して、警察の捜査に同行、協力する事に
なります。当時一般的でなかった心理学の知識を駆使し、”プロファイル”という考え方を用いなが
ら犯人像を分析していきます。
実業家であるマックスの父は、マックスに“まともな医者”になる様に苦言を呈しているが、母親は
マックスに理解を示している。
又夫が戦死し、同居をしている姉は 友人でもあるマックスの婚約者クララに対するマックスの煮
え切らない態度に苛立ちを示している。
ウィーン警察レオポルドシュタット署のオスカル・ラインハルト警部は 実直だが短気でもあり
又暫らく結果を出していなかった為、早期退職をほのめかされたりしている。 当初はマックス
の同行を迷惑に思い、邪魔者扱いをしていたが、次第に助言を求める様になり、タッグを組む事に。
幼い娘を亡くし、妻とは別居中。
各エピソードの内容は別途書こうと思いますが(出来るかな?)、取りあえずドラマ全体の感想と
しては、
このドラマは、前回ご紹介にも書きました様に、過去『SHERLOCK』や『ドクターフー』を手掛
けたスティーブ・トンプソンによる製作総指揮のクライム・サスペンスであります。
そのせいか、作風が『シャーロック』にとてもよく似ている感じを受けます。
他にも書かれていた様に、『シャーロック』の時代劇版という言及にも納得させられますね。
ただ、このドラマは、舞台がオーストリアのウィーンである事、設定時代が19世紀初頭-恐らく
ウィーンが学術的にも芸術的にも最も華やかだった時代になっている為、クリムトの絵画展、
フロイトの講義場面、マーラーの演奏会等も描かれているのも興味深い点です。
又、反ユダヤ主義、移民問題も絡めながら、当時の社会問題を描きながら、同時に自然史博物館、
オペラハウス、ホーフブルグ宮殿、彼の有名な大観覧車(←「第三の男」を思い出しました)
等々、ウィーンの風景、名所も楽しめるという美味しい点もありますね。
マックスを演じるマシュー・ビアードは、ふわっとしてソフトな雰囲気、口調もソフトです。
線の細い印象ですが、犯人を追ってビルの屋上を走って追跡する等結構アクティブでもあります。
(彼は「イミテーション・ゲーム」に出ていたそうですが、全く記憶に残っていませんでした。
ゴメンです)。
その他の出演者は殆どオーストリアやドイツ出身の俳優さんなので初めてお目に掛かる方ばかり
ですが、とても良いハーモニーを醸し出していると感じます。
軽すぎず、重すぎず、テンポも丁度良いし、映像的にも興味深い かなりクオリティーの高い
作品ではないかと感じます。
何より、マックスとラインハルトのバディー関係が次第に深まる様子も興味深く、マックスから
”友達”と言われて嬉しそうなラインハルトが可愛い(?)です。
3エピソードと少ない構成ですが、既にシーズン2も製作済の様です。
出来るだけ早い日本放送を待ってます!
因みに、
DVDは発売されています(日本版は出ていない様ですね)
原作本はこちら(ペーパーバックを読む気力、体力はないので、翻訳本出れば読みたいけど・・・)
たった一言、ゴメンナサイm(__)m
とても面白かったので、Abiさんもなんとか早く観られる様に祈ってます。
そして、一緒に語りたいです。