みみこのneko的生活

スノーボードとねことともに・・・がんと向き合って生きる

8・9月の読書日記

2008-09-28 21:59:42 | 本と雑誌

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①この場所がお気に入り、ねこさま1号にゃんた。

②このポーズが得意技、ねこさま2号みーみー。

③「テレビの上はあつかったのらー」ねこさま3号ぶっちゃん。

小学生の時はよく本を読んでいたのに、中・高・大学とそれぞれ何かと忙しく、じっくり本を読むことはなかったような気がします。

社会人になったら、読む本は仕事関係の本かマンガという状況で、またまた読書を楽しむという感じではありませんでした。

それが、入院している間は時間があるので、とにかく本を読める!ということで、外泊や外出の時にたんまりと本を仕入れ、読みふけりました。

復職後は、やはりじっくり読書を楽しむ時間はなくなってしまったけど、それでも、以前に比べ、時間を見つけて(特に仕事関係以外の)本を読んでいます。

前に比べて、リラックスできる時間を大事にできるようになったかなと思います。

「行かずに死ねるか!~世界9万5000km自転車ひとり旅」石田ゆうすけ(幻冬舎文庫)以前「洗面器でヤギごはん」を読んで、すごく面白かったのですが、この本もすごくいいです。すごく人間くさーい旅のエピソードの数々、旅で出会った人々や景色など文章力豊かに書かれています。七年半の世界一周の旅のなかにドラマがたくさんあって、涙、感動、驚き、いろんな思いを持ちながら、読みました。こういう旅をする勇気は私にはないけれど、でも、こういう旅にあこがれる気持ちはすごく強いです。

「天国はまだ遠く」瀬尾まいこ(新潮文庫)よぎょさんのおすすめコメントを見て、読みました。「幸福な食卓」も良かったですが、こっちの方が好きかも。私も田村さんに癒されてしまったけれど、やっぱりそこでずっと暮らしていくのはまた大変なことなどだろうなあと思ったりもしました。

「ネコさまとぼく」岩合光昭(新潮文庫)とにかく、私もねこさまにはかないません。そして、「ねこさまとわたし」な生活を楽しんでいます。岩合さんの写真がすばらしいのはもちろんのこと、日本国内外のねこたちのくらしを垣間見られるのも、また、岩合さんのコラムやコメントも楽しい本です。

「世界がキューバ医療を手本にするわけ」吉田太郎(築地書館)キューバというと、社会主義国、カストロ、革命、独裁、貧しいなどあまりいい印象がなかったのですが、この本を読んで、見方がちょいと変わりました。キューバのように無いなかから自分たちの工夫や力で現状を変えていく、システムを変え、しくみを作り出していく、このことは日本もぜひ学ぶべきじゃないかなと思いました。「踊る大捜査線」で「いいリーダーがいれば、組織も悪くない」とかいうセリフがありましたが、キューバはいいリーダーがすばらしい理念を持っていたことが良かったのだろうとも思います。「革命とは、心優しく人びとを支援すること」とは、ゲバラの言葉です。日本やアメリカはどんなことを望み、どんなリーダーを選んでいくのか、正念場かもしれません。

「くまとやまねこ」文・湯本香樹実、絵・酒井駒子(河出書房新社)よるくま」を読んで以来、酒井駒子さんが大好きです。なかよしのことりが死んでしまい、失意のどん底のくまくんが、やまねこに出会って、生きる力を取り戻すお話です。「ぼく、もうめそめそしないよ。だって、ぼくとことりは ずっとずっと友だちなんだ。」のことばで、なんだか私も救われた気がしました。大好きなチーズスイートホームのチーが言う「見えないけろ、いるんらよ。」にもちょっと重なりました。