昨夜の「ブラタモリ」は国分寺だった。僕の東京在勤時は小平や国立に合わせて10年ほど住み、国分寺はとても想い出多い懐かしい街なので特に興味深かった。番組を見ながら、僕はふとあることに気付いた。それは大昔、多摩川の浸食によって出来たといわれる国分寺崖線のことを、地元の人たちは「ハケ」と呼ぶという話が出てきた時だ。僕はすぐに熊本市の北部にある湧水地、八景水谷(はけのみや)のことが頭に浮かんだ。国分寺の「ハケ」の語源はどうもハッキリしないらしいのだが、ひょっとしたら八景水谷ももともと「ハケ」と呼ばれていたのではないかと思った。八景水谷公園にある案内板には名前の由来について下記のような説明がある。近江八景や金沢八景などと同じ意味合いで八景と付けられたらしい。しかし、これは細川綱利公が熊本藩主だった時代以降の話であって、それ以前は「ハケ」と呼ばれていたのではないかという気がする。なぜなら、八景水谷湧水地の東側と北側は清水台の崖が迫っているからである。番組を見た後、ウィキペディアで調べたところによると、日本各地で崖のことをノゲ、ニゲ、ヌゲ、ナゲ、ママ、ハケ、ホキなど、いろんな呼び方があるそうだ。ともかく「ブラタモリ」はいろんなことを教えてくれる。
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