オリンピックにのぼせているうちに8月もなかば。熊本最大の秋祭り「藤崎八旛宮秋季例大祭」がもうすぐそこまで迫っている。しかも今年はクライマックスの神幸行列が9月16日(日)と、かつて9月15日に固定されていた時代とほぼ同じ日程。夜になるとどこからともなく勢子の練習の音が風に乗って聞こえてくるようになった。
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)は第五高等学校の教授として熊本に在住していた明治26年、友人のチェンバレンに宛てた9月23日付の手紙の中で、この祭について次のように記している。
藤崎八旛宮の秋季大祭。「それは気違いじみた大祭で、おかしな飾りをつけた馬をひきまわし、ボシタリ!ボシタリ!と叫ぶ。これは朝鮮出兵前に加藤清正が八旛様に唱えて以来の記念すべき掛け声だとのこと。」
日本の民俗に興味を持ち、日本研究家としても知られるハーンもこの祭にはいささか度肝を抜かれたようである。
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)は第五高等学校の教授として熊本に在住していた明治26年、友人のチェンバレンに宛てた9月23日付の手紙の中で、この祭について次のように記している。
藤崎八旛宮の秋季大祭。「それは気違いじみた大祭で、おかしな飾りをつけた馬をひきまわし、ボシタリ!ボシタリ!と叫ぶ。これは朝鮮出兵前に加藤清正が八旛様に唱えて以来の記念すべき掛け声だとのこと。」
日本の民俗に興味を持ち、日本研究家としても知られるハーンもこの祭にはいささか度肝を抜かれたようである。