徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

水辺立秋

2014-08-06 19:16:57 | 音楽芸能
 台風による猛雨や猛暑がこうも続くと、季節感もマヒしてしまうが、明日は「立秋」。きっと台風一過となれば、秋が近いことを実感するのかもしれない。
 「立秋」といえば、花童が踊る「水辺立秋」は、北原白秋の詩集「思ひ出」の中の「柳河」、「立秋」、「水路」などをモチーフとして、白秋の詩の世界を長唄にしたもの。
 白秋は少年時代を過ごした水郷柳川を、廃市(廃れた町)と言い、街を掘り巡らした水路やたった一つ残った遊女屋懐月楼や古い白壁など、故郷の水郷の町の廃れゆく姿とそこで暮らす人々の哀感を、愛を込めた眼差しで描き出している。
 そんな白秋の随筆や詩集を読んだ上でこの「水辺立秋」を聴くといっそう味わい深い。
※青空文庫「思ひ出


※歌詞は耳コピーですので不正確な個所があります。ご了解のほどを。



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