昨夜の「歴史秘話ヒストリア」(NHK総合)は、戦国の世を気丈に生きた細川ガラシャを取り上げた。
大河ドラマ「麒麟がくる」は来年2月のエンディングに向けて終盤に入っていくので、その番宣の意味もあったのだろう。しかし、昨夜の「歴史秘話ヒストリア」におけるガラシャの後半生の部分は「麒麟がくる」では放送されない。ガラシャが20歳の時、父明智光秀は死んでしまうからだ。このドラマの企画は10年ほど前、京都府と兵庫県の11市町が「細川ガラシャを主人公とした大河ドラマを!」という誘致活動を始めたことが実現のきっかけとなった。しかし、ドラマは明智光秀を主人公とする物語となり、前述のようにガラシャの後半生の部分は描かれないことになった。昨夜の「歴史秘話ヒストリア」はそのエクスキューズの意味もあったのかもしれない。

堂本印象 画「 栄光の聖母マリア(一部」

(2014.6.5 熊日新聞)
オペラ「勇敢な婦人 細川ガラシャ」より
大河ドラマ「麒麟がくる」は来年2月のエンディングに向けて終盤に入っていくので、その番宣の意味もあったのだろう。しかし、昨夜の「歴史秘話ヒストリア」におけるガラシャの後半生の部分は「麒麟がくる」では放送されない。ガラシャが20歳の時、父明智光秀は死んでしまうからだ。このドラマの企画は10年ほど前、京都府と兵庫県の11市町が「細川ガラシャを主人公とした大河ドラマを!」という誘致活動を始めたことが実現のきっかけとなった。しかし、ドラマは明智光秀を主人公とする物語となり、前述のようにガラシャの後半生の部分は描かれないことになった。昨夜の「歴史秘話ヒストリア」はそのエクスキューズの意味もあったのかもしれない。

堂本印象 画「 栄光の聖母マリア(一部」

(2014.6.5 熊日新聞)
オペラ「勇敢な婦人 細川ガラシャ」より