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大石内蔵助の形見

2017-12-11 18:01:11 | 歴史
 今年も12月14日が近づいて、そろそろ赤穂浪士の話題が出始めた。今日のRKK熊本夕方の情報番組「WELCOME!」では、赤穂浪士と肥後細川藩のつながりを今に伝えるゆかりのモノを紹介していた。
 肥後細川藩は討入事件後、赤穂浪士47士のうち、大石内蔵助以下17士を江戸藩邸で預かった。今日紹介されたゆかりのモノの中でも、大石内蔵助の形見である「印籠と巾着」は、これまでメディアで紹介されることもなく初めて見た。これが残っているのは川尻の西蓮寺。なぜこの寺にあるかというと、江戸細川藩邸で17士の世話をしていた宮村團之進という家臣が、内蔵助から譲り受け、熊本へ帰った後、娘が西蓮寺へ嫁ぐ際に持たせたものらしい。とにかく大変なお宝だ。
 その他紹介されたモノは、堀内伝右衛門が建てた山鹿日輪寺の赤穂義士遺髪塔、熊本市立花園小学校に残る17士が使っていた手水鉢(家臣の藤本津志馬が貰い受け、熊本に持ち帰ったもの)、内蔵助がお世話になったお礼に教えたと伝えられる櫨蝋づくりのために植えたハゼノキ(御船町)などだった。
 なお、津々堂さんのブログ「津々堂のたわごと日録」の記事「赤穂義士切腹之図(一)」に宮村團之進の名前が見える。


大石内蔵助の形見「印籠と巾着」