
この年の「春の宴」は、「響と舞」と題して、4月13日から5月26日までの7週にわたり、毎週末、中村花誠さん率いる花と誠の会による新しい和楽芸が繰り広げられた。
ちょうどこの頃、ザ・わらべの三人は高1と中3。第一期のザ・わらべが完成しつつあった時期だったのではないかと思う。この夜の出色の演目は「伊勢音頭」と「品川甚句」という、いずれも江戸時代から歌い継がれる俗謡。中村花誠さんが現代的な感覚で振り付け、それに、本條秀美とその社中、藤本喜代則とその社中による唄と三味線、そして中村花誠と花と誠の会のお囃子が相俟って素晴らしい舞台が展開された。ザ・わらべの代表作にあげられるであろう名作舞踊が演じられたこの夜の宴は特に忘れられない。
振付:中村花誠
立方:ザ・わらべ(くるみ・あやの・かえ)
地方:[唄]本條秀美 [三味線]本條秀美社中 [囃子]中村花誠と花と誠の会
立方:ザ・わらべ(くるみ・あやの・かえ)
地方:[唄]本條秀美 [三味線]本條秀美社中 [囃子]中村花誠と花と誠の会
振付:中村花誠
立方:ザ・わらべ(くるみ・あやの)
地方:[唄]藤本喜代則 [三味線]藤本喜代則社中 [囃子]中村花誠と花と誠の会
立方:ザ・わらべ(くるみ・あやの)
地方:[唄]藤本喜代則 [三味線]藤本喜代則社中 [囃子]中村花誠と花と誠の会