入園料が無料になる午後3時半前には正門前は既に長蛇の列だったが、あとからも来るわ来るわ。会話に耳をそばだてていると、どうやらほとんどの人が野村萬斎見たさに来たようだ。熊本県文化協会会長の吉丸良治氏の開会の挨拶では、1500人の来場と言われていたが、その後さらに増えて、おそらく1800から2000人くらいに達したかもしれない。成趣園の能楽殿にこれほどの人が来たのを見たのは初めてだ。萬斎の絶大な人気をあらためて知らされる。おかげで肝心の狂言は人と人の隙間から垣間見る羽目になったり、台詞がよく聞こえなかったりしたものの、普段は高額のチケットを買わなければ観られない舞台を無料で観られたし、復興の義援金もそれなりに集まっただろうから、この舞台の意義は大いにあったと言えるだろう。
水前寺成趣園の池もほとんど地震前の水位に戻ったようだ
座席はあっという間に埋まり、次から次に立ち見客が入って来る
野村萬斎さんの饒舌な解説で実にわかりやすい
能楽殿の芝生の外から遠巻きに眺める客もどんどん増える
万作・萬斎親子共演の「附子(ぶす)」では会場の盛り上がりも最高潮に達した
水前寺成趣園の池もほとんど地震前の水位に戻ったようだ
座席はあっという間に埋まり、次から次に立ち見客が入って来る
野村萬斎さんの饒舌な解説で実にわかりやすい
能楽殿の芝生の外から遠巻きに眺める客もどんどん増える
万作・萬斎親子共演の「附子(ぶす)」では会場の盛り上がりも最高潮に達した