徒然なか話

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超絶技巧の数々 ~ 邦楽新鋭展Vol.4 ~

2015-02-22 20:08:15 | 音楽芸能
 熊本市鍛冶屋町に生まれた、地歌三絃の伝説の名人長谷幸輝大検校を記念して、平成5年から始まった「くまもと全国邦楽コンクール」は、今年第21回目が開かれる。僕は平成23年の第17回から見始めたが、毎年、出場者のレベルの高さに驚かされる。
 これまで5年毎に、毎年の最優秀賞受賞者を集めて東京で「邦楽新鋭展」が開催されてきたが、今回初めて熊本で「邦楽新鋭展Vol.4」として開催された。
 コンクールの時は毎年、観客が少ないのが不満なのだが、今日はさすがに会場の森都心プラザホールはほぼ満員。毎年の最優秀賞受賞者たちがユニットを組んでの演奏は予想をはるかに超えるハイレベルの演奏が続き、3時間のプログラムがあっという間に過ぎた。
※写真はいずれもクリックして拡大できます


期待の熊本の若手演奏家たちによる「初鶯」
左から渡部祐子、小路永和奈、谷富愛美、釼光嗣朗の皆さん


お母様の小路永こずえさんとともに舞踊団花童の舞台にも地方を務めていただく小路永和奈さん


尺八演奏のイメージを覆す「五人の尺八奏者のための『陰陽句』」
左から石垣征山、松本宏平、田辺頌山、岩田卓也、川村葵山の皆さん


「五節の舞」
僕が初めて見た第17回で最優秀賞を受賞し、僕が邦楽にハマるキッカケとなった佐藤亜美さん


「さらし幻想曲」
左から第19回最優秀・前川智世、第18回最優秀・中彩香能、第16回最優秀・石垣征山の皆さん


「琵琶経 ~3.11後の供養曲~」
第12回最優秀・北原香菜子さん


「御山獅子」
人間国宝・米山文子さん