ゴジラ松井がWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)第1回大会の日本代表を辞退した。これについてはもちろん賛否両論あるが、彼は彼なりのやむにやまれぬ事情があったのだろう。
それはさておき、この大会について、大リーグ機構の資金源づくりだとか、キューバの参加を拒否するなど政治色が濃すぎるとか、大会そのものの趣旨について懐疑的な意見も多い。しかし、ものごとの始まりはこんな形で始まることが多いのではないだろうか。最初からみんながこぞって賛同して始まることなんか案外少ない。例えば、サッカーの世界では今や絶対的なイベントとして位置づけられるワールドカップは、フランス人のジュール・リメが提唱して始まったのが1930年。記念すべき第1回大会は、当時五輪で2連覇していた南米ウルグアイの丸抱え大会で、参加国はわずか13カ国。FIFA(国際サッカー連盟)と疎遠だったサッカーの母国、イングランドなど英国4協会は参加しなかった。イングランドがやっと参加したのはなんと、第二次大戦をはさんで20年後の1950年のことだ。今や、世界スポーツの最大イベントとなったサッカーのワールドカップも始まりはこんな形だったのだ。WBCがどんな形で発展していくかはわからないが、サッカーの歴史と比較しながら眺めていくのも面白いのではないだろうか。
それはさておき、この大会について、大リーグ機構の資金源づくりだとか、キューバの参加を拒否するなど政治色が濃すぎるとか、大会そのものの趣旨について懐疑的な意見も多い。しかし、ものごとの始まりはこんな形で始まることが多いのではないだろうか。最初からみんながこぞって賛同して始まることなんか案外少ない。例えば、サッカーの世界では今や絶対的なイベントとして位置づけられるワールドカップは、フランス人のジュール・リメが提唱して始まったのが1930年。記念すべき第1回大会は、当時五輪で2連覇していた南米ウルグアイの丸抱え大会で、参加国はわずか13カ国。FIFA(国際サッカー連盟)と疎遠だったサッカーの母国、イングランドなど英国4協会は参加しなかった。イングランドがやっと参加したのはなんと、第二次大戦をはさんで20年後の1950年のことだ。今や、世界スポーツの最大イベントとなったサッカーのワールドカップも始まりはこんな形だったのだ。WBCがどんな形で発展していくかはわからないが、サッカーの歴史と比較しながら眺めていくのも面白いのではないだろうか。