食道楽は国境をこえて。

フランス・パリでの生活
おいしいものと、楽しいことに囲まれて…

l'aventure MICHELIN ミシュラン博物館

2012年12月07日 | フランス国内旅行
先日行っていた“クレモンフェラン”の町は、小さいけれど

世界的に有名なものが。




それが、“MICHELIN ミシュラン”の本社




ミシュランと聞いて、

タイヤを思い出す人は、車好き?

ガイドブックが思い浮かんだら、私の仲間???



で。

本社横にある、



l'aventure MICHELIN ミシュラン博物館へ




もちろん、ミシュランのマスコット、



ビバンダム君がお出迎えしてくれる

このビバンダム君、世界最初のマスコットだそうで

時代によって、少しずつ姿を変えてきた。



最初のビバンダム君は、





こんな感じ。

正直、かわいくは、ないな




この博物館、タイヤの歴史も、ミシュランの歴史も、本当によく分かる



タイヤに空気を入れる事を考えたのは、ミシュランが最初。





馬車のタイヤの広告に、




自転車のタイヤだって手がけていた







車のタイヤも、こうやって見ると、どんどん進化したんだなぁ。




日本人にとって、ミシュランといえば、タイヤメーカーか、レストランガイド。

でも、フランス人にとっては、



フランス国内地図の発行元



タイヤメーカーとして創業したミシュラン。

最初は、広告としてミシュランガイドを発行(←ここでも書いたな)

同時に、詳細なフランスの地図を作ったのもミシュラン。

観光に、日常生活に、そして自動車のお供に。

GPSが出る前までは、必要不可欠な存在だった。



そんな、歴史のあるミシュラン、今では、



月で活躍するタイヤまで作っている



あ、



ミシュランガイドも全巻そろってる



第二次世界大戦当時、激戦地だったクレモン・フェラン。

男性従業員は戦闘へ、

女性従業員はけが人の手当を請負い。



この地域の住民の1/3はミシュランの従業員だったのは昔の話。

今は、工場は閉鎖されてしまったけれど。

ミシュランは、今もこの町のシンボル

les fetes et les date 行事ごとと日付

2012年12月06日 | ごあいさつ


パリが、

いえいえ

世界中がキラキラする季節、12月




今日、12月6日はフランスのお隣、ベルギーの“サン・ニコラ”の日。

ベルギーの皆さんにとっての、クリスマスみたいなもの

クリスマスプレゼント(にあたる物)も、フライング(?)で、今日もらえちゃう




今年はなんと、初めて クリスマスをスーさんママのおうち(義実家)で過ごす事に

みんなへのクリスマスプレゼントを考えるのに忙しい

きっと、スーさんママのおうちでは、1日中、暖炉の前から動かない私が想像できる




そういえばね、フランスに住んでいると、移民の国なんだなぁ、って思う事がよくある。

私も外国人になるんだけど、フランス人以外が身近にいる。

で、文化も習慣も、みんな違ったり。



でね、日付の話。

フランスでは、2012年12月6日→2012/12/06を、

06/12/2012って書く。

年・月・日が逆さま

2012年の“20”は省略される事が多いから、06/12/12 が今日の日付。

日本人からしたら、

『ヘンだよねぇ~

なんだけれど。

(賞味期限で考えたら、8年前に切れてる)




なんと

フランスのご近所、ポルトガルも、日本と同じスタイル

『何でだろ~

って、盛り上がった。



江戸時代、西洋文化を日本に少しでも持ってきてくれたのがポルトガル。

その影響なのか?

なんなのか?

ご近所さんでこんな風に違っていたら、ちょっと、大変そう?



なんて考えながら。

今年も、サン・ニコラの名物は食べられなさそうな私…

Clermont-Ferrand クレモン・シェラン

2012年12月05日 | フランス国内旅行
さて。

職業オリンピックがあったのは、フランスの真ん中、オーベルニュ地方。

そこの、Clermont-Ferrand クレモン・シェランという町。

ちょっとだけ、観光もしてきた



とはいっても、そんなに大きな町ではなく。

一番の目玉は、



黒いノートル・ダム(教会)



クレモン・フェランの観光情報を探していて、必ず目にするのがこの教会。

でね、私、

『こんなに黒くなるまで放っとかないで、洗浄してあげればいいのに

って、スーさんに言ったら、

『何言ってるの

これは、こういう石の色なんだよ

火山のある地方独特のものなんだよ』

だそうな。。。



何を隠そう、

このクレモン・フェラン、あのミネラルウォーター“ヴォルビック”の生まれる所

多分、



あの山が、ボトルのイラストになっているのかな、なんてね



まぁ、市街地からは車がないと行けないし、

工場見学が出来る訳でもないらしいから、行かなかったけれど。






教会の後ろも、




市役所も、

本当に黒いなぁ、なんて思っていたら、



『あ、黒いのは、掃除していないだけだよ

と、教えてくれたのは、タクシーの運転手さんだった



。。。すーさんや。。。




観光したのが、日曜日だった事もあって、お店は開いていないし、人は少ないし



教会内をのんびり見学。





あぁ、こんなシャンデリア、ウチにも欲しいねぇ



なんて、ムリな事を言いながら見学していたら、

『この教会の上まで行ける階段があるって

と、スーさん。



実は私たち、スーツケースをコロコロさせながら歩いていて。

さすがに、それを抱えては階段を上れないので、教会の方に預かってもらえないか聞いた所、

『スーツケース持って上っても良いよ

って

すかさず、スーさん、

『あなたが持って行ってくれるならお願いするよ

…オイオイ

『おじょうさん、こんな人と一緒なの

大変だねぇ

なんて、同情される私



ホント、おもしろい人だったぁ



そんなワケで、苦労して(?)上った先は、



黒いねぇ。




ガーゴイルも、モチロン黒い。


でも、



この黒と、オレンジの屋根のコントラストが、なんか良い



平野の広がるフランスでは珍しい、



山岳に囲まれた地域。





秋ももう終わり。

もしかしたら、もう、雪が降っているかもね



Olympiades des Metiers 職業オリンピック

2012年12月04日 | お楽しみ・イベント
さてさて。

パリを留守にして、

フランスの真ん中、オーベルニュ地方に行って来た





その目的は、



Olympiades des Metiers 職業オリンピック




フランスでは、2年に1回、“職人のためのオリンピック”がある。

といっても、選手は18歳~22歳までの若手。

我らが





パティシエ、




レストランのサービス、




ソムリエ、


料理人に、ブーシュリー(お肉屋さん)や、





アクセサリー職人、




トリマー、




美容師、

電気技師、大工、お花屋さん、自動車整備etc...



中には、飛行機のエンジン組み立てなんてものまで

さすがにこれは、該当者(選手?)が1人しかいなくて、デモンストレーションだった



特別に入らせて頂いた、



VIPルームからの眺め





試合(?)終了後の、タイル職人さんブース。

完成している人、未完成で終わってしまった人…。

3日間の激闘の結果。



実はスーさん、パティシエ選手権の審査員をしていてね

期間中、80個のチョコと、80個のプティガトー、人数分のアントルメ(ホールケーキ)を試食

『しばらく、ケーキは見たくない

なんて言っていた



フランスの面白い所は、

とっても、地方ごとの団結力が強い事。



この大会は、いわば全国大会。

各種目(職業)の地方代表の集まり。



で、



表彰式会場では、各地方の地方旗がたっくさん

ちなみに、客席に入ると、係りの人から、

『どこの地方の応援?』

と、聞かれる。

客席も地方毎に座る場所が分かれている



でね、



見にくいんだけれど

選手達、同じ地方のメンバーが“むかで”みたいに連なって、会場内を練り歩く

表彰式が始まるまで、ゆうに、2、30分は走り回っていたんじゃなかろうか

観客も、自分の地方の選手達が前を通るとウェーブしたり、大声援を送ったり







表彰台にも、自分のエリアの旗を持って

日本だと、校旗を掲げたりするのと同じかな。

その地域にによっては、おそろいの制服とかまで作っちゃってる。




そんな金メダリスト達は、

来年、ドイツで行われる世界大会へ

未来の巨匠達の集まり




おもしろかったのは、



レストランのサービス選手権では、競技が終了してから、“クレープシュゼット”のデモンストレーション

選手、審査員(オレンジのベストの人)が一緒になって

出来上がったものは、観客へ

コンクールも、終わってしまえば楽しいお祭り



活気と、やる気をおすそ分けして頂いた