食道楽は国境をこえて。

フランス・パリでの生活
おいしいものと、楽しいことに囲まれて…

Olympiades des Metiers 職業オリンピック

2012年12月04日 | お楽しみ・イベント
さてさて。

パリを留守にして、

フランスの真ん中、オーベルニュ地方に行って来た





その目的は、



Olympiades des Metiers 職業オリンピック




フランスでは、2年に1回、“職人のためのオリンピック”がある。

といっても、選手は18歳~22歳までの若手。

我らが





パティシエ、




レストランのサービス、




ソムリエ、


料理人に、ブーシュリー(お肉屋さん)や、





アクセサリー職人、




トリマー、




美容師、

電気技師、大工、お花屋さん、自動車整備etc...



中には、飛行機のエンジン組み立てなんてものまで

さすがにこれは、該当者(選手?)が1人しかいなくて、デモンストレーションだった



特別に入らせて頂いた、



VIPルームからの眺め





試合(?)終了後の、タイル職人さんブース。

完成している人、未完成で終わってしまった人…。

3日間の激闘の結果。



実はスーさん、パティシエ選手権の審査員をしていてね

期間中、80個のチョコと、80個のプティガトー、人数分のアントルメ(ホールケーキ)を試食

『しばらく、ケーキは見たくない

なんて言っていた



フランスの面白い所は、

とっても、地方ごとの団結力が強い事。



この大会は、いわば全国大会。

各種目(職業)の地方代表の集まり。



で、



表彰式会場では、各地方の地方旗がたっくさん

ちなみに、客席に入ると、係りの人から、

『どこの地方の応援?』

と、聞かれる。

客席も地方毎に座る場所が分かれている



でね、



見にくいんだけれど

選手達、同じ地方のメンバーが“むかで”みたいに連なって、会場内を練り歩く

表彰式が始まるまで、ゆうに、2、30分は走り回っていたんじゃなかろうか

観客も、自分の地方の選手達が前を通るとウェーブしたり、大声援を送ったり







表彰台にも、自分のエリアの旗を持って

日本だと、校旗を掲げたりするのと同じかな。

その地域にによっては、おそろいの制服とかまで作っちゃってる。




そんな金メダリスト達は、

来年、ドイツで行われる世界大会へ

未来の巨匠達の集まり




おもしろかったのは、



レストランのサービス選手権では、競技が終了してから、“クレープシュゼット”のデモンストレーション

選手、審査員(オレンジのベストの人)が一緒になって

出来上がったものは、観客へ

コンクールも、終わってしまえば楽しいお祭り



活気と、やる気をおすそ分けして頂いた