のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

スローライフ

2024年06月25日 | 日記・エッセイ・コラム

 豚肉価格が高騰しているのだとか。ちょっと前まで高値だったキャベツも半値くらいまで値下がりしてきましたが、野菜類と違ってこちらは高値相場が続きそうです。

 日曜にお江戸に帰る同級生を駅まで送っていきましたが、在来線の各駅停車で景色を楽しみながら帰りたいというので、それなら吾妻線に乗ってみるのもいいかもしれないね!と、中之条駅まで送っていきました。お昼をごちそうしてくれると言うので、駅前のとんかつ屋さんほづみにつれていきました。

 メニューの値段見て「これでやっていけるのか?」と唖然としていましたが、もともとは高校の生徒御用達の店なので、中高生には特典もあるみたいです。彼はヒレカツ定食を注文してましたが、私は高校生のリクエストで誕生したカツカレーラーメンを注文しました。

 お江戸も私鉄沿線の駅前など空き店舗が目に付くシャッター街になりつつあるのだとか。「こうした地域密着型の店ができればうれしいんだけどなぁ。スローライフが身に染みてあこがれる。」と言ってましたが、「こだわりの~」から潮目が変わるのだろうか?

 帰りにスーパーでキツネのミカチャン用に魚肉ソーセージ買ってきまして、夕方、仕事を上がるときにミカチャンが顔を出す草むらの出口に置いて帰ると、翌朝にはなくなっており、パレットの上やコンクリートの上にお礼の黒いウンコを残していきます。

 今日はカン太君のおとっつぁんがキツネのミカちゃんのためにせんべい持ってきました。

 「狐の恩返しってあるもんだべか?」と新美南吉の童話の世界のような話になりましたが、電気も水道もない生活をしているカン太君のおとっつぁんの家に、ある夜「嫁にしておくんなマン氏。」と女人がやってきて、おとっつぁん下心満載だからすぐに乗っかっちゃって、やがて子供ができて家を新築したら「あんたもう用なしでごんす。」とミカチャンに家を追い出されて、電気も水道もない家でお馬さんと暮らす。メルヘンだなぁ。「それって俺の人生の現実じゃねぇですか!また同じこと繰り返すんですか!」

 あら、そうなの?リアルスローライフって突き詰めるとここに行きつくのかもしれない。

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