のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

死刑

2010年04月06日 | 日記・エッセイ・コラム

 中国で逮捕された日本人犯罪者(麻薬売買)の死刑が執行されました。その国で死刑に相当する犯罪に手を染めたのですから、この判決も執行もやむをえないと思います。

 ちょっと疑問に思ったのですが、法務大臣の千葉景子議員は「死刑廃止論者」と聞いています。なぜ何のコメントも出ないのでしょうか?少なくも日本人が絡んでいることなのに、「他国の内政干渉」では済まされないでしょう。ここで声を荒げて中国に乗り込む希薄を見せなければ「死刑廃止論者」の意味がないと思いますが・・・

 自分の身が安全なところで聞こえの良いことを主張し、いざと言うときには息を殺して鬼が通り過ぎるのを待つ。こう言うのって「卑怯」って言うんじゃないでしょうか?

 たぶんこれがUSAなら民主主義の建前も会って話を聞いてくれるから、死刑廃止論者も声を上げたんでしょうね。現地にも乗り込んでいったことでしょうね。ところが、民主主義の通用しない中国に対しては恐くて声を上げることもできない。所詮その程度のものだったのか?

 「いのちを守りたい」と演説していた総理大臣も何も言わない。なんなんだろうね?と笑いがこみ上げてしまいます。

 踏み絵を踏まされたのかな?と思うのは、2年も前に死刑が確定していたのに、わざわざこの政権を選んで死刑執行したことで、「どうせ何も言えないさ」と挑発されているようにも思えました。

 それでも中国也に日本に気を使っていたと思えるのは、死刑確定後すぐに処刑せず、犯人を薬殺したことで、中国的死刑なら裁判終了即刻公開銃殺、臓器売買、遺骨も何も帰らないなんてのが定石。

 ロシアでは死刑が廃止されていますが、「逮捕する前に射殺しちゃえばそれまででしょう。」それに死ぬより辛い収容所送りだってありますし。

 どちらの国も「罪状なんていくらでも作れる」国ですから、李下に冠を正さず!

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