のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

レインボーマン

2018年06月15日 | 日記・エッセイ・コラム

 私が小学生の頃、レインボーマンと言う経済ドラマがありました。

 主役のヤマトタケシは最初はレスリングの選手でなぜかインドにレスリングの修行に行って愛の戦士レインボーマンになって帰って来る人物で、「インドの山奥で修業する」は私たちの間ではなんだかわからないけれど超人になれるってことだの意味合いを持っていました。

 レインボーマンは体に毒素がたまってくると「ヨガの眠り」に入って自浄するので、日教組教員の授業で毒素がたまると机に突っ伏してヨガの眠りに入って浄化するご学友は多々おりました。

 死ね死ね団と言う悪の組織が彫刻の名人を拉致して一万円札の版木を作らせ、手作り一万円札をあちこちに配布することで人々から労働意欲を奪い、お金に取り付かれて麻薬中毒患者のようになって日本人をダメにしてしまう物語で、苛酷な作業には拉致してきた人々を倒れるまでこき使うなど、金ちゃん国のような組織死ね死ね団でした。

 死ね死ね団頭目のミスターKを演じたのは名優平田明彦さんで、子供向け番組の悪役としては欠かせないダンディーな俳優さんでした。

 ミスターKは戦争中に一度死んで蘇ったと思うのですが、日本人を憎む社民党のような悪役で、作戦に失敗したり意にそぐわない部下を皆の面前で虐殺するなど、金ちゃんのような性格を持っていました。部下に爆弾巻き付けて、虐げられた人を装ってレインボーマンに近づいたところをリモコンで爆破するなど、イスラムテロの先を走ってました。

 死ね死ね団は誘拐をお得意にしており、レインボーマンが救出するのですが、こんなのが自衛隊に一人いたら拉致問題は解決できたのに。

 レスリング会の混乱、ミスターKならぬミスター金。時代を先読みしていたドラマだった。

 拉致事件が始まったのはこのドラマの少し後だと思いますが、もちろん今とは社会情勢が異なるとはいえ、なぜあの時代を検証統括しないのだろう?

 ニーハオは文化大革命の最中で最大の脅威はソビエトでしたが、その陰で暗躍していた金ちゃん国。私が中学生の頃の社会科の授業では、まだ、北朝鮮は統制された工業国、南朝鮮は農業国なんて教わっていました。その頃になるとこの田舎でも韓国旅行に行ってくる人たちが増えて、それは違うぞ!と言う意見は親の方から出ていました。

 確かに、教員にとって学校を収めていくには金ちゃん方式が好ましいわけで、ガキどもはゆるい顔すりゃすぐつけあがる。この時代の半生でゆとりだ個性だなんて言ったら南ニダではないけれど学級崩壊です。さじ加減は難しい。

 日本人拉致事件に連合赤軍残党が関わっていたことは間違いないでしょうが、連中だってむやみやたらに日本人を拉致していたわけでもない。その人選には日本人もしくは日本人のふりをしてこの国に棲みついている連中が関与していることは間違いありません。

 当然のこととして拉致被害者は日本の手によって救出されなければなりませんが、50年前の闇を暴いておかねば不幸は再びやってくると思います。

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2 コメント

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日本の漫画 (サブカルな人)
2018-06-16 17:07:30
レインボーマン。
なんで師僧がダイバダッタなんでしょうね。
ダイバダッタって、釈迦に背いて暗殺しようとした弟子ですよね。
手塚治虫の漫画『ブッダ』を読んだ時は「???」でした。
バイトのベトナム人が「日本人は大人も漫画読む。ベトナムで大人が漫画読んだら頭おかしい人思われる」
なーんてほざくので
「日本の漫画は世界の歴史も、宇宙科学も、最先端医療も、全て学べるすばらしい物なんです!」
と言い返してやりました。
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知っている呪文が出てきた (小学生の頃お寺に修行に行かされた人)
2018-06-16 18:46:08
 提婆達多と言う名前には聞き覚えがあったので、小学生の時に図書室で調べたら、釈迦を殺そうとした悪人と出ていました。
 なんでそんな人がレインボーマンの師匠なんだ?それにヤマトタケシに術を教えて享年150歳で死んだはずだけど、2600年も前の人のはずだしぃ~って疑問っでした。

 法華経には提婆達多品第十二と言うお経があり、悪人提婆達多は実は釈迦に「善」を悟らせる大切な人物で、後に如来になると言うようなことが書かれています。
 悪人成仏の元ですな。
 ちなみにこのお経には女人成仏についても書かれているので、大乗仏教の基礎ですな。

 不思議だったのは変身するときの「アノクタラサンミャクサンボーダイ」のマントラで、その頃すでに般若心経を写経させられていた私には、「阿耨多羅三藐三菩提」のこと?となんとなく分かったしまった呪文でした。

 後に読む法華経法師品第十にも出てきました。

 愛知の真宗の尼僧様にいただいた真宗聖典を読んでいたら、河合我聞ならぬ如是我聞で始まる阿弥陀経の後半部が「阿耨多羅三藐三菩提」のオンパレードでした。

 レインボーマンがけがをした時に唱えるマントラ「オンタダギャトウド ハンバヤソワカ~」は真言密教にあるマントラらしいです。

 鳩摩羅什があえて漢訳せずサンスクリットもままにしたと言うことは霊験あらたな陀羅尼なんでしょうが、結構高度な謎を小学生に向けた漫画だったんですね。

 確かこの作者の河内潔は森進一「おふくろさん」の作者で、森進一が原作にないセリフを入れたことで激怒した人物です。

 手塚治虫の「ブッダ」読まなきゃ仏教の仏典まで読むとは思えなかったけど、日本のマンガってずば抜けて優れています。
 もちろん作者がそれだけの知識を持っているからなんでしょうが、漫画の表現方法って表意文字と表音文字を使い分ける日本語にマッチしているんでしょうね。

 最近のお気に入りは「昭和天皇物語」。
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