のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

お祭りは?

2020年07月26日 | 日記・エッセイ・コラム

 今年は地区の祇園祭が中止になりましたが、八坂の神様にお参りだけはしようと言うことになり、神主様を呼んで役員と呼ばれる作業員だけで参拝することになりました。

 昨日からの雨、傘をさしたり雨合羽を着て山の中腹にある薬師様の祠に行ってお参り。

 地区には神輿マニアがおりまして、「神輿くらい出さないか。」と直前までうごめいていましたが、みこしを出せば、飾りつけをしたくなる、飾りつけすれば担ぎたくなる性分の人なので、断固として、今年はなし!絶対になし!徹底的になし!

 先日、私が祠の周辺の掃除に行ったとき、イノシシの足跡があちこちにあったのですが、イノシシがもたらしたのか山猿の霊験か?山ヒルの巣窟になっておりまして、広葉樹の枯葉が集まった上などうっかり踏めない。

 例年になく役員が真摯に頭を下げていたのは、ゴム長を這いあがってくる山ヒルが気がかりで、自分の足元を凝視するため。

 私はゴム長に木酢を吹き付けて山に入りましたが、そんなこと全然知らないのが神主様。

 祝詞をあげれば山ヒル撤退だろうと思っていましたが、何か所か食われたみたいです。

 山ヒルには霊験はなかったけれど、おてんとうさまには祝詞効果が出たみたいで、参拝が終わったら雨がやみました。こうして今年の祇園祭は無事終了しました。

 祇園祭無事終了!と、お茶屋に顔を出したら、新潟から湯治に来ていたお客さんが帰るためにあいさつに来てました。

 新潟県の加茂市から月に一度くらいこちらに湯治に来ているご夫婦で、もはや半分この地域住民になっているおなじみさん。会社を経営されているようで、休日でも何かと仕事が入っていたりするので、家にいるより外に出たほうが割り切って休めるのだそうです。

 加茂市は京都の下賀茂神社に由来する町で、加茂川と言う川も流れています。これが数十年前までは時折氾濫していたらしいのですが、堤防などをしっかりと整備して水害対策をしています。

 市長は若い女性市長で私の大学の後輩らしいのですが、数学専攻だったらしいです。

 東西南北どこを見ても田んぼばかりの土地ですが、雨が降っても降らなくても影響を受けるので、行きつくところは神頼み。新潟は神社が多いわけです。

 茶屋で90代のオヤジさんに「日陰になるから切ってもらいたい庭木がある。」と言われて、チェーンソー持って伺い、はしごをかけて支障になる枝だけ落としてきました。

 例年なら、お祭りに使う稲藁などを任せている老人ですが、今年はお祭り中止で仕事がなくなってしまい、こんなところにもコロナの影響が出ています。

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