のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.1785

2021-02-26 00:37:16 | 新しい子猫たち 
その女の子は苦悩の上、クリスの考えていた治療を受けた。クリスは治部産科婦人科小児科病院の婦人科のある大物を選んで、クリスの考えていた治療法を教えた。杉山経由で見込んだ医者だった。杉山はこの医者は今の日本で最高の産婦人科の医学者であり、且つ誠実な医師とクリスに言っていた。クリスは誠実な医師でないとそもそも話す意欲が起きないと云う事を杉山は知っていた。


杉山はクリスと研究する時に 医師には誠実さが最も必要。医学知識は教えられるが誠実さは教えられないと云って杉山は絶句した事があったのだ


杉山はその医師に向かって 貴方の配下でもっとも貴方が誠実と思う医師をその子の直接の担当としなさい、有能は必要ではないし、ましてドコドコ大学でもない、誤解しないでと言った


私立大学出のぱっとしない医師がいたが お父さんがある 有名な医師で大きな産婦人科病院を経営していて、そいつは生まれや育ちの割りに誠実だった。お父さんは切れ者だったのに、コイツは頭はイマイチだったが、お父さんも感心する程 誠実だった。ただ単なる誠実なアホではアカンので、この医師に預けたのだ


そしてクリスの考えていた治療が進み、この産婦人科の大家が吃驚する程 綺麗に完ぺきに治った。大家は感心してしまった。こんな治療法があったのかと思う程だった。ただ不妊の傾向は確かに強く出ていた。クリスは患者の病状如何だけど、この治療法を貴方が再点検して、一般的にアレンジしなさい。それは貴方に任せる。そして学会発表を貴方の名前でしなさいと言っていた。私は副作用として憂慮される不妊の解決法に全力を注ぎたいのでお願いしますと云っていた。