のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.1768

2021-02-05 00:14:05 | 新しい子猫たち 
もう一つの大きな銀行 の 研究所の所長も噂では聞いた事がある。 あれ程の秀才が局長 止まり、しかも内部部局。外部に出すのが恐ろしくて支店長にも出来なかった。直接 話をして激高しなかった人は珍しいとも。


ビクビクしながら 政則に会って 説明した。話をしてみて驚いた。確かにチクチクとした皮肉は云うものの 金融に対する学識は鋭い、しかも思ってもみなかった 金融とはみんなのために存在すると云う哲学論 みたいな事も云う。専門的すぎて 私でもついていけない。専門家を寄こしますからと云って一旦下がった  研究所のエキスパートたちと話をして纏める 事になった


所長は頭をひねった。

毒舌と云う程でもなかった。あれだけの秀才がなぜ局長止まり だったのか 血筋もいいのに。当時とは変わったのかなあ