のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.1765

2021-02-02 00:00:10 | 新しい子猫たち 
神太郎 と 神一 は親子であるが 神太郎は 今は世界のナンタラと言われている証券会社を建て直し 中興の祖と呼ばれる 会長でもあって 神一は 一時は危なくなったが その後 神一が立て直し 同じく中興の祖 と言われ、天皇のように 一族の銀行を支配していて 普通のようになんでも話を出来る状態ではない。


あまり行き来もないが 神太郎が珍しく神一の家に来た時 庭の建物を あれはナンダイと神太郎が聞いて、神一が説明し、リトルチャタロウの録音テープも聞いた


神太郎も感心して ウチの証券会社の研究所の奴等にも話をするから もう一度 そのスタジオでリトルチャタロウさんに説明して貰うようにして貰えないか、質問内容については用意させるから。 神一もまだ聞きたい事もあるし、前の説明で判らない所もあったし、第一折角作ったスタジオを使いたいと思いもあって  リトルチャタロウ を説得した。 リトルチャタロウ も証券会社と一族の銀行の 研究者からの質問には感心して、 国際金融研究所の幹部たちにも話をして検討させ、三社合同で リトルチャタロウ は所感を述べて。それを各社の研究者がアーダコーダと言い、 リトルチャタロウ もそれに答えると云う 座談会のような  リトルチャタロウ の講演会ようなものが録画できた。


神一は その時 神太郎にも聞いて 各社の上級役員の数 に ちょっと 多めに数を増やした 昔ようなオリジナルテープを その場で何本も丁寧に作らせた。電子機器保存には何故かしなかった。担当はエライ手間だと ぼやいていたが 神一は ゼニをごっそりと出した。神一は オールド映画のファンでもあった。電子機器録音は味気ないと思っていたのだ。音が違うとか呟く ジイサンだった。そしてわさわざ それを見るための機械まで作った。自分の趣味の世界では凝り性で且つゼニがあり、各方面に顔が効く 厄介なジイサンと化していた。ゼニ金の世界ではもはやなかった。


神太郎もそれを見て感心した。お前の趣味も こんな時は生きるね、その場で聞いているようだよ。神一は お父さんの証券会社の上級役員の数に幾つか 加えた オリジナルテープを作らせましたよ。機械も簡易ですけど用意させました と言った。


神太郎は なかなか気が利くね。費用については後日相談させよう。タダで貰うワケにはいかない。これはまさしく 証券会社の財産になる。君も銀行保有のテープにするための処置を経理に考えさせなさい。別に儲けるためにしてはいけないけど、全て君が出してはオカシイなる。公私の違いはつけなさい と言った。