のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.1554

2018-07-18 00:35:13 | 新しい子猫たち 

恵 系統の奴の矯正は 驚く程早かった。しかもそこそこの知識までつけていた。吃驚した ソイツの親が恵に報告して、恵は半信半疑と云うか ホンマかいなと疑っていたが、小夜に命じて 治部ビルに入れて小夜に監視させる事にした。初めは あんなアホ入れたら、社内が乱れると嫌がっていた 小夜が 感心する程の人間に変わっていた。まだまだ業界筋の知識も動向の読みは足りないが、それは今後の鍛え方次第と小夜は恵に報告した。治部ビルと言いながら、一族で有望な奴らはそんなにいなかった治部ビルなので、小夜はこれからもきちんと鍛えますと喜んでいた。


 


神太郎と云うか神一も 正人もお礼はキチンとした。送り込んだ奴の報酬を遥かに上回る、企画とか情報収集の見返りとしての年間契約をそれぞれ融通の利く会社から この会社に渡し、それだけでなく、神太郎の影響の強い会社が今後も頼むよとこの会社の株主にもなった。


 


恵と云うか小夜も同様の事をした。一族の人材不足に悩む治部ビル だったので、今後とも宜しくねとちょっと金も多かった