のら猫の三文小説

のら猫が書いている、小説です。
質問があれば
gmailのnaosukikan
まで連絡ください

新しい子猫たち No.1552

2018-07-16 00:49:57 | 新しい子猫たち 

ソイツはドンドンと変わっていき、ソイツの親、つまり神一の子供が気が付き、神一に報告し、神一もそれを認め、神太郎にも報告した。神太郎はそんなに短期間に人が変われるものではないと思ったが、神一が用事を作り、神太郎に使いに出した。


 


神太郎は変わっている事に気が付いたが まだ半信半疑だった。神太郎の影響の強い会社から この会社に対して、ある企画の検討を依頼させる事をした。調査部門のトップは、神太郎の意向とナントナク判り、ココシロにも聞いて、わざわざソイツとある奴を組ませ、この企画を検討させて、ココシロも少しアドバイスして、その企画をこの会社に報告に行かせた。


 


その会社は その企画書の出来栄えに驚いたが、何よりもソイツの態度、プレゼンの発表方法に驚いた。尊大な態度はほとんど見えない、神太郎はその点をよく見てくれと頼んでいた。コイツが尊大なら、ウチの会社の奴らはみんな尊大になると思った程だった。


 

神太郎は、この会社の矯正効果に驚いた。正人も実はそれとなくこの話を途中で聞いた、正人の孫の中で尊大な奴を既にこの会社に入れていた。コイツは頭の程度はそれ程ではなかったが、人を小馬鹿にして話をする癖があって、どの会社に入れるかを悩んでいた。コイツも見る見る間に変わっていた。