ココシロは ジイサンとバアサンと何回となく話し合いをしていた。ただココシロは気が付いてきた。ジイサンとバアサンはそれ程金を望んでいない。ココシロが一旦借金をゼロにして気持ちが軽くなって、犬や猫たちの大世帯と暮らしていく内に、金はなくては困るが、金、金と云ってもツマラナイ。バアサンは子供たちが 金の取り合いなんぞしだす事の危険も判ってきた
ココシロは借金をゼロにしただけでなく、ある程度の金をジイサンとバアサンが自由に使えるようにしてあげた。バアサンが望んでいたように子供たちが孫を連れて会いにくるようになった。子供たちの借財、家のローン、ナンダカンダの借金もあるようだったので、ジイサンはそこそこの金を配った。金目当てがどうかは判らないが よく来るようになった。
バアサンはあれ程望んだ事なのに、金目当てと判ると興も冷めてきた。ある程度の金、子供たちの借金をゼロに出来ればそれでいい。そこからは子供たちが考えればいい。金目当ての喧嘩する程の金は残してもツマラナイ。しかも庭に埋まっていた鉱物からの収益と云う。天から降ったような金なのだ。
ココシロはそれを聞いて、ある解決策を示して バアサンもジイサンも納得した。