忙しいほうがいい。でも本当は・・・

時間が止まってしまうと、いろんなことを
考えてしまいます。
だから忙しいほうがいい。

でも、本当は・・・

重力レンズ

2009-02-28 23:05:01 | 宇宙
昨日の日記の続きです

「このネタに触れてある」記事とは、実はこの記事です。

記事中では、「ブラックホール」は「超重力状態にあるから」「光さえも」「抜け
出せない」と書いています。
だけど、ちょっと不思議ですよね。そう。昨日、のんきは、「光には質量が全くな
いので、重力の影響を全く受けない」と表現しました。

そうなんです。重力の影響を全く受けないはずの光が、超重力状態にあるため、ブ
ラックホールから抜け出せない…?
そうです。光が重力の影響を受けないのなら、その空間が超重力状態にあろうがな
かろうが、その重力の影響を全く受けずに、すっとその空間を抜け出してくるはず
ですよね。

のんきもそう思いました。相対性理論の本を読んだ時に、すべてのものが光の速度
に対して相対的に決まっていくのに対して、唯一光だけが絶対的なものである、っ
て書かれていましたから。重力や電磁力などの影響を受けず、真空状態であれば、
必ず秒速30万キロメートルの速度で進むんだ、って書いてたんです。

いくらブラックホールが巨大なものだとしても、大きさには限界があるはずです。
その空間を抜け出せないって…?

不思議に思いました。で、色々調べてみると、実はのんきが考えていた、ブラック
ホールの大きさ
限界があるって考え方そのものが間違っていることを知った
んです。

のんきたちが考える、ブラックホールの大きさの限界ってのは、あくまでも見た目
の大きさ
に過ぎないんです。
そうなんです。ブラックホールが影響を与えていたのは、光ではなく、その光が進
もうとする空間だったんです。

実際、重力が空間に影響を与える、ってことはきちんと証明されています。
例えば、地球から測定した時に、本来太陽の真裏にあるはずの恒星から放たれた
光が、なぜか地球から観測できたりします。
「ええ~。それって、ただ単に距離も離れすぎていて、恒星自体の
大きさが大きすぎるから、ただ単に測定した位置にずれが生じただけじゃない
の~」
ひよこさん。そんな難しいことを言われてものんきにはわかりません

だけど、理由は違います(って本には書かれていました
太陽の重力によって空間そのものがゆがめられているので、見た目では光があたか
もカーブを描いて地球まで届いているように見えるんですってよ。

太陽の重力がまるでレンズのような役割をしてしまうんですね。

こんな風に、のんきたちでもわかりやすい形で、重力が空間をゆがめるってことは
証明されています。

で、なんです。つまりブラックホールが影響を与えたのは、ブラックホールの周辺
の空間。遠くから観測すると例えば3kmの距離しかない空間があるとします。
ですが、ブラックホールってヤツは、何億キロ、なんて距離を持つ空間を、見た目
3kmの距離にまで圧縮してしまったりするらしいんです。

ですから、外から見ればたかが3km程度の空間。一秒に30万キロも進む光が、
この空間を抜け出せないなんて、みょうちくりんな気がしますが、その空間に圧縮
された距離は何億キロもあるわけですから、光はこの空間を通り過ぎるのに1000年
以上もかかったりするわけです。

この話は、何も大げさな話をしているわけではありません。何てったってブラック
ホールの中心には、特異点と呼ばれる、物理学の常識を打ち破る「無限」が計算上
は登場してしまうのですから。

無限に比べると、数億キロの誤差や1000年を超える時間なんて微々たるものです。

さて。皆さま、ここまでは理解していただけたでしょうか。次はいよいよ少年の質
問、「光速を超える空間」の正体についてお伝えすることといたします


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (てんママ)
2009-03-01 19:37:21
わたしの愚痴にコメントありがとうございました。うれしかったです。
これからもよろしくお願いします。
返信する
こちらこそ^^ (のんき)
2009-03-01 22:14:51
てんくんのストライキ、終わってよかったですね^^

こちらこそ、よろしくお願い致します
返信する

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