忙しいほうがいい。でも本当は・・・

時間が止まってしまうと、いろんなことを
考えてしまいます。
だから忙しいほうがいい。

でも、本当は・・・

事実は小説よりも奇なり

2009-05-11 23:51:15 | 宇宙
正しく・・・

何か特別なことがあったわけじゃありません。
のんきは今日読書をしていたのですが、読みながら段々恐ろしくなってきました。

対称性から見た物質・素粒子・宇宙―鏡の不思議から超対称性理論へ (ブルーバックス)
広瀬 立成
講談社

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まだ途中までしか読んではいないのですが…。
量子物理学や相対性物理学の本を読んでいると、プランク定数とか、シュレディン
ガー方程式とか、波動関数とか、不確定性原理とか、頭がウニになりそうな言葉と
か等式なんかがわんさか登場します。

対称性の話を読もう、と考えたのは、やはり小林誠さんと益川敏英さんがノーベル
賞をもらった、「対称性の破れの発見」なんて言葉が気にかかったから…。

最初は、「鏡は何故左右のみをさかさまに映すのか」なんて馴染みやすい項目から
始まって、話は原子よりも大きいマクロの話から、やがて原子未満のミクロの世界
へと突入します。

何しろ、量子物理学の本とか、相対性物理学の本を先に読んでおいてよかったと思
いましたね。この本の内容がまあまあのレベルで理解できるのです。

前記した頭がウニになりそうな言葉や方程式などを、大まかなレベルで「知ってい
る」状態になっているので、いちいち「この言葉は何をいいよるんや~」なんて
何回も本を繰ったり、別の本を調べなおしたりする手間がかからない。

お陰でまるで内容に引き込まれるようにして読むことができました。

で、何が「恐ろしい」と感じたのかと言うと…。

あいなかは割愛しますが、イギリスのディラックと言う人がアインシュタインの相
対性理論と、速度と位置を同時に測定することのできないミクロ粒子の振る舞いを
具体的に測定する波動方程式を組み合わせて計算したその結果から、「反物質」と
いうものの存在を導き出してしまうのです。

反物質とは何かと言うと…。まず、ここから恐ろしい話。

物質って言うのは、必ず「正の質量」を持っていますよね。
のんきの体重は50㎏です。だけど、誰かが体重を「-50㎏です」なんて言った
ら、「アホやないん?」って思うでしょう? 「プカプカ浮いとるんかい」なんて
思っちゃいます。

だけど、その方程式を解くと、正の質量(正確には正のエネルギー)を持った物質
と同時に、負のエネルギーを持った物質が存在することが導き出されてしまうんで
す。

ですが、ディラックはその意味不明な状態を、また奇想天外な発想で「存在する」
と仮定しちゃいます。

彼の発想は、こうです。

元々、正のエネルギーをもった物質(電子)は、真空の中に隠されている。電子は
質量を持っているので、真空に電子と全く同じ質量を持った物質を真空にぶつける
と、真空に隠されていた電子は真空から飛び出してしまう。で、電子が飛び出して
しまうと、真空の中に穴が開いてしまう。この「穴」こそ、負のエネルギーを持っ
た物質である、と。

って書いただけで訳がわかんないでしょう?
次回の記事で、このわけのわからない状態を、目に見える形で、わかりやすく説明
したいと思います。しばしまたれよ!!


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