ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

ユー・メイ・ドリーム3

2018-09-29 18:49:00 | 日記
エッコちゃんの突然の妊娠発表を受け
エッコちゃんの両親とマコちゃんのお母さんが緊急会談
「こうなったら、すぐにでも結婚させましょ」ってことで意見が一致し
当の2人が「そんな形式みたいなことは…」
「一緒におられるんなら、それだけで…」と言うのも聞かず…(苦笑)

本来なら、マコちゃんの実家がある久留米で式を挙げるべきところと言いつつ
「商店街の仲間や親戚たちも悦子の結婚を祝いたいっち沸き上がっとります
若松でやらして貰えんでしょうか?」と松重父ちゃん
マコちゃん母さんが「よろしくお願いします」と即答し
当の2人は「式やら挙げるん?」「みたいやね…」と…(笑)

若松恵比須神社で、父ちゃん達が五平太囃子を奉納するといった盛大な結婚式の後
出産まではマコちゃんの実家で暮らしていたものの
双子を育てるのは大変だろうというエッコちゃんの両親の提案で
マコちゃんがエッコちゃんの実家でマスオさん生活を送ることに…

が、サンハウスの活動休止が決定し
親子4人で出かけた高塔山野外音楽堂で
「おい、音楽ば続けられっとかいな…」と落ち込むマコちゃん
エッコちゃんは「いつかここでロックのライブを観たいんよ
その時ね、ステージに立っとるんがマコちゃんやったら嬉しい」と励ますものの
東京からの「レコードを作りたい」というオファーの電話に
「また連絡する」と、二の足を踏むマコちゃん

このやり取りをたまたま耳にした父ちゃんが
「マコちゃん、ちょっといいね?」と声をかけ
「あんた、ウチの娘と子供たちを幸せにするとね?せんとね?
サンハウスはイイよ、わしゃ大好きや!
せやけど、博多でチヤホヤされたって、仕事にならんやったろうが
東京で勝負かけて来ない
今のままじゃ、ぬるま湯に浸かっとるだけやろ
風呂の外に出て、火をくべるもんがおらんと、みんないっぺんに風邪ひくけ」

…ってセリフに、アマチュア時代の甲斐さんが
デモテープを持って、東京の某レコード会社をお訪ねになった時
福岡での観客動員が千人だと話されたのを全く信じて貰えず
いくら福岡から弾を撃っても「東京に届くのはせいぜい1発か2発」と
その距離の遠さを実感なさったという話を思い出しました

「腹いっぱい東京でやって、それでダメやったら諦めもつくやろ
どうしてもダメやったら、そん時は、いつでん帰って来たらええ」と背中を押すと
居住まいを正して「はい!」と頷くマコちゃん
それに「うん…」と答えながら、何事もなかったように
新聞を広げる松重父ちゃん、超かっけー!(笑)
それへ黙って頭を下げるマコちゃん、グッと来ました♪

マコちゃんは「おいの音楽ば続けられるかどうか、瀬戸際たい」と単身上京
愛する家族を残し、プロとして音楽の世界に飛び込むのは
きっと甲斐さん達と同じように「生半可なことでは帰れない」という
不退転の覚悟だったんじゃないかと…

そのマコちゃんからの近況報告の電話に
「みんな応援しよるけ、頑張って!私も頑張る」と言った後
電話が切れてからも「私も頑張る…」と呟くエッコちゃん
その様子を見つめる松重父ちゃん…!?

ただ、場面はレコーディング・スタジオで作業中のマコちゃんに移り…
マコちゃんが自分の作った曲について女性シンガーに指示を出すシーン
この曲のテンポがかなり速く「テンポ落とせない?」
「この曲、私には歌えないわ」と訴える女性シンガーに
「疾走感」が大事だから、テンポはこのままで…とマコちゃん

時は「昭和53年」とクレジットされていたけど、西暦で言えば、1978年…
そう!甲斐バンドの【HERO】が発売された年です(笑)
この「疾走感」という言葉に奥さんが食いついたことは言うまでもアリマセン(笑)

ともあれ…そのスタジオに「来たよ!」といきなりエッコちゃん登場!
驚くマコちゃんに、エッコちゃんは
「『マコちゃんがおらんと、そわそわして上の空やけん
行ってこい』っち、お父さんが…」と、父ちゃんの粋なハカライを説明

レコーディング作業を眺める内に、足でリズムを刻み出し
ついには立ち上がって体を揺らすエッコちゃんを見て
「ちょっと、歌ってみてくんない?」と藤代プロデューサー
驚きながらも、エッコちゃんは「私、歌いたい
自分の歌ったレコード、自分で聴いてみたい」…って

ある意味「自分の聴きたい曲を誰も作ってくれないから」
曲作りを始められた某ミュージシャンの方を彷彿させる言葉(笑)と共に
「簡単なことやないと思うけど、この夢は離したくない」という決意を語り
マコちゃんも「それ、最高やね、よし!おい達のレコードば作ろう!」と…

レコーディング当日、疾走感あふれる曲が始まるや
「1,2,3,GO!」とかけ声を発するエッコちゃん(笑)
藤代プロデューサーはもちろん
おそらく?エッコちゃんのハナ歌程度しか聴いたことのなかったマコちゃんも
呆気にとられるほどの才能を見せ…

ちなみに、石橋静河さんの歌声は、シーナさんそっくり
…とまでは行かないものの、かなり研究なさったのであろうことが窺え
凌さんパパ譲りでしょうか?文句なしにむちゃくちゃウマイ!
ご本人は「自分の中にロックのルーツがあると思っていたので
それを探っていく良い機会になりました」と話されてたけど…

それはともかく…これには流石の松重父ちゃんも「お前…歌いたい?
歌手になるやら、気でもふれたんか!?」とビックリ(笑)
エッコちゃんは「大変なことはわかっとう
けど、歌いたいんよ、マコちゃんの隣で…」と訴え
「子供たちはどうするんか?」と現実問題を突きつけられるも
「とにかく、陽子と純子を連れて東京へ行くけ」と、あくまでも決意は固く…

エッコ母さんが「これ、覚えとうね?」と父ちゃんに見せた
エッコちゃんの卒業アルバムの寄せ書きには
「歌手になって、世界中をまわりたい」と記されていて
「マコちゃんとエッコが出会ったんは運命やったんかも知れんね」と母さん

ひとり海辺に立っているエッコちゃんに
父ちゃんが「俺も音楽は大好きやった」と話しかけると
「ダンスの先生になりたかったんやろ」と返すエッコちゃん
父ちゃんは「結局は、家業を継ぐ道を選んだけどな
…行って来い、マコちゃんの隣で夢みて来たらいい」と
自分には選べなかった道を選んだ娘の背中を押すも
「けど、子供は置いていけ」と…

「これ以上、迷惑はかけられん」と言うエッコちゃんに
「迷惑やら思うもんか
お父さんもお母さんもおんなじ夢みるんやけん
その代わり、絶対、負けんな
でっかい夢、土産に子供たち迎えに来るんやぞ」と、またまた父ちゃん、かっけー!(笑)

更に…「あん時…お前たちのアパート行った時
お前…『やっと私だけの場所見つけた』っち言うた
好きな歌聴いて、騒いで、楽しい場所を見つけたちゅうことや思うとったが
あれは、マコちゃんの隣ちゅうことやったんやな」
…って、もう松重豊さんにヤられっぱなしの我が家(笑)

そうそう!「シーナ&ロケッツ」の「ロケッツ」は
「ロックな悦子」から来てるそうだけど
「シーナ&ロックな悦子」って、エッコちゃんの超ワンマンバンドってこと?(笑)

それはさておき…エンディングは、プロローグでもチラッと流れた
シナロケの福岡凱旋ライブのシーン…
嬉しそうな父ちゃんや、複雑な表情の「サンハウス」のメンバーらが見つめる中
「久しぶりに福岡に帰って…シナロケファミリーのもとに帰って来ることが出来て
ホントにステキな夢をみているみたいよ
みんなも夢を持ってね」とシーナさん

石橋さんの【ユー・メイ・ドリーム】が、シーナさんの歌声に変わり
「『高塔山でロックがしたい』…シーナのひと言によって
平成18年からロックフェスが実現
ロックの聖地・高塔山野外音楽堂には
シーナが残したロックが今も響いている」というクレジットや
幼い頃のエッコちゃんと副田家の家族写真などが映し出された後

「平成27年、61歳でロックの生涯を終えた」
「平成29年、シーナ&ロケッツ40周年
これからもシーナとともに夢を追い続ける」と結ばれていて
この福岡発のドラマが、シナロケの歩みそのままに
全国で流されたことに不思議な感慨を覚えた訳ですが
やっぱり「九州少年・甲斐よしひろ」のドラマ化
是非とも実現して頂きたいなあと…♪(笑)
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