のどのど日記

昨日ものどのど,今日ものどのど.
明日は…?

むかしのメロディーくちずさみ

2012-05-31 | のどのどぬ人

5月31日

先週から学校には教育実習生が来ています.
なんと, 音楽にも!
しかも2人!

ということで, 3人でわいわいとやっておりますが, 授業を観察していて気付いたことは, 教師のちょっとしたひとことが, 実はとても大事なんだなぁ, ということ.
いや, 人のふり見てわがふり直せ, なんですが….
2年生の授業ではいま合唱をやっているのですが, 合唱の授業というのは, ただなんとなく合わせて, 最後までとりあえず通して時間になってしまう…, と, そうなってしまうことが実はあったりするのです, が…, そんなときこそ, 教師のひとこと, 小さなまとめが大事なんだなぁ, と.

授業のたびに, どんなお土産を生徒にもたせてあげるか.
問題集を解き進めるわけでも 目に見える点数が付くわけでもない音楽だからこそ, それが大切だなぁ, と, そんなことを思う今日このごろ.

※マッカラン・ハイボール, オレンジが爽やか. ブロンズのグラスは冷たさをキープしながら炭酸がしゅわしゅわと弾けて, いいもんですね.

(ド:KOTEZ & YANCYがうたう「ろっかばいまいべいびい」)

A Criminal Investigation

2012-05-27 | のどのどぬ人

5月27日

武満徹作曲賞演奏会の前に, 久しぶりにICCへ.
「オープン・スペース2012」という長期展示が始まりました.
無響室体験や, ジョン・ウッド&ポール・ハリソンのナンセンスだけどずっと見続けてしまう映像作品, 階段を上ってくる人の残像が忍者のように変身する岩井俊雄の「マシュマロ・スコープ」, シルパ・グプタの影絵アート (インタラクション)…, など, さまざまな作品を体験・鑑賞できます.
今日のヒットは成瀬つばさ(今年度文化庁メディア芸術祭・エンターテインメント部門の新人賞受賞!)の「リズムシさんのへや」でした (笑).
http://otonoasobiba.hiroimon.com/
これだけ揃うと, 一日中いられます.
なんて楽しい世界でしょう.
展示は来年の3月3日まで楽しむことができます.

で, 写真は「土手の伊勢屋」さんの天丼.
タケノコや白魚, 葉生姜など, 珍しい(?)天ぷらが溢れていました.

(ド:「A Criminal Investigation」, 雑誌IMAの準備号に載っていた渡部雄吉の写真. まるで映画のワンシーン)

こんな景色見たことない見慣れていたのに

2012-05-26 | のどのどぬ人

5月26日

東京に来ています.

今日は21_21 DESIGN SIGHTで「テマヒマ展〈東北の食と住〉」を観てきました.

職人の仕事を収めた映像を流している展示室があったのですが, 思わず見とれてしまった奥会津・マタタビ細工の映像に続いて流れてきたのは, 遊佐町の笹巻づくりの映像.
なんだか泣けてくるその映像には, ホントにテマとヒマ(時間)をたっぷりとかけて丁寧に行われる手仕事の様子が映し出されていました (映像の後ろで流れている音楽もとてもよかったです).

続く展示室には, 鶴岡のめんごい駄菓子や色とりどりの麩もありました.

その展示室の先には, 向こうに見えるタワーのように積み上げられたリンゴの箱もあって, それはそれは, 東京と東北とを行き来するような不思議な経験なのでした.

(ド:nujabesとClammbon,「imaginary folklore」)

うなるベースときしむハイハット

2012-05-23 | のどのどぬ人

5月23日

山形で, 市柏・石田先生の講習会へ参加してきました.

そんなに細かいところまでピッタリ合わせているのか…, と, 衝撃的なその練習内容をご紹介いただきました.
だからこそ, 会場中を包み込むあのピッタリと合った演奏ができるんですね (秋南との合同ステージを思い出していました).

練習あるのみ.
やることはまだまだたくさんあります.

(ド:何故か久しぶりに「Two, Three, Breaks」のコンピレーション盤)

牡丹と芍薬

2012-05-20 | のどのどぬ人

5月20日 福田優子筝演奏会~物語ることⅢ~@輪王寺・ぼたんの間

生田流の演奏を聴きに。輪王寺の本堂を裏手に廻った、和室が会場。こんなに目の前で箏のソロを聴くのはたぶん、初めてくらい。沢井忠夫の「小さな春」「若葉に」「六ッの詩」と船川利夫「四季の月」というプログラム。箏って体力勝負だ、と思いました。こんなに激しいものだとは。繰り返して演奏、勉強された曲の中に、その都度、違う風景が見える。そんなお話もあって、どちらかというと私はなんだか圧倒されっぱなしの時間だったのですが、もう少し音の余韻を楽しめる場所でも聴いてみたい方だなと思いました。知ったつもりになっていたけれど、お箏、全然知らなかったな、と反省…。

(ゆ)

STAEDTLERの三角ペン

2012-05-20 | のどのどぬ人

5月20日
山形交響楽団ユアタウンコンサート2012米沢公演@米沢市・伝国の杜

ポッと時間が空いたので, 聴きたいと思っていた山響の演奏会へ.

今年40周年を迎える山形交響楽団.
僕がいうことでは全くないのですが, 変わったなぁ…, と今日はしみじみ思いました.
山形に帰って来て聴いた山響にガッカリというかちょっとビックリしてしまったのが10年前 (これも僕がいえることでは全然ないのですが, ホントにちょっとショックだったのです), それに比べて今日の演奏会はとってもよかったです.

1曲目, 西村朗の委嘱作品は, 本人初となる弦楽オーケストラのための作品 (「弦楽のための悲のメディテーション」).
中盤, 大きな流れが去ったあと, 天空で各トップ奏者たちによって奏でられたうたがとても美しく, 印象的でした.
切なく歌うチェロが特にbravo!でした.

そして2曲目, チャイコフスキーのピアコン1番.
正直, チャイコフスキー? ふん, 客受けするプログラムにしやがって, と, 直前まで呑んだくれていたのですが (ウソです), これが圧巻でした.
何がって, はい, ピアノのトリフォノフが, です.
第1楽章冒頭は え?マイク入ってる? とちょっと思ってしまった, そのくらいの大音量.
あのピアノ, あんなに鳴るピアノだったのですね.
そしてその音色の多彩さ!
どうするとあんな音が出るのでしょうか.
第1楽章と第3楽章はもうただただ圧倒されたのですが, それよりなにより, 第2楽章が絶品でした.
第2楽章って, あんなにも幸福なダンスだったんですね.
ピアノもオケもたっぷり歌って拡がっていく響き, 素朴な風景と紙一重にあるとてつもなく幸せな光景に, あぁこれがチャイコフスキーなんだなぁ, と思いました.

当日券の空きが1列目しかなくて, 最前列中央で1楽章と3楽章はニヤけながら, そして2楽章は泣きながら聴いてしまったのでちょっと怪しい人になってしまいましたが, あのカーテンコールの多さからしても, 他のお客さんもきっとトロけてしまっていたのだと思います.

休憩を挟んで演奏されたブラームスのシンフォニー2番はそっと包み込まれるような響きで, 心地よい演奏でした.
こちらもチェロが秀逸.
管楽器もとてもよかったです.
素敵な演奏会でした.

終わって外に出ると, 夕暮れ.
たまに吹き抜ける風が気持ちよいのでした.

(ド:鉛筆の持ち方を目下 矯正中)

青木のピー

2012-05-19 | のどのどぬ人

5月19日
鶴瓶噺2012 in 仙台@仙台市民会館

青葉まつりで大混雑の仙台.
poker faceでお願いしていたメガネを受け取って (衝動買いしてしまったもの), 行列を見ながら市民会館へ.

身体ひとつで, 噺だけで満場のお客さんを惹き込んでいくステージ.
とても楽しかったです.
さまざまな「縁」の話をしてくれたのですが, 縁は努力しないと繋がらない, というおはなしが印象的でした.
2時間しゃべり続けたあと, 仙台だけ特別に, と落語も披露してくれました.
高校の現国・青木先生のおはなし.
70過ぎの素敵な先生と, 素敵な生徒たちのおはなしでした.

(ド)

手みやげを持って

2012-05-17 | のどのどぬ人

5月17日

思い立って、近所を散歩してみる。裏通りの坂を下っていくと、知っているようで、とっくに忘れている風景。懐かしいような、それほどでもないような、なんとも曖昧な記憶…。バレエをならっていた友達の家の前を通る。今は、どこでどうしてるのかなぁ。外人さんみたいな、かわいい弟がふたりいたな。もう少し行けば、昔から変わらないお饅頭屋さん。2つください、と愛想のないおばちゃんに袋に入れてもらって、またゆるやかな坂を上り、祖父母の眠る場所まで行ってみる。お久しぶりです、そちらはお変わりありませんか。ああ、変わらないよ、と祖父が言ったような気がして、じゃあ、お饅頭、もらって行くね、と家路につく。そんな、なんでもない日。

(ゆ)

libera me

2012-05-15 | のどのどぬ人

5月15日

大学でお世話になった声楽の先生の訃報が届きました.

「あぁ, この人はアーティストだなぁ」と, 納得を伴ってそう思う人がいます.
先生はまさにそんな人でした.

ブリテンのワーレクで高らかに歌われたLacrimosa dies illaや Sanctusは今でも覚えています.

Hosanna in excelsis
Sanctus

(ド)

mornin'

2012-05-11 | のどのどぬ人

5月11日

突然ですが, ご存じですか「坂道のアポロン」?

「三角関係にキュンとなります…」と, 生徒に教えられて観てみたのですが (原作はマンガなんですね), なんだか懐かしい時代背景と九州の方言がなんともいい感じです.
YUKIと秦基博がうたうテーマソングもちょっと切なくて, これまたいいのです.

(ド:昨年秋に生産終了となったMDウォークマン. これは困ったと思ってそのときに買ったMDウォークマンを今更ながら開けてみましたが, うん, やっぱりMDっていいです!)