のどのど日記

昨日ものどのど,今日ものどのど.
明日は…?

のどマガ第85号

2012-02-29 | メルマガ・新聞

2月29日

またしても一日雪の降り続いた閏年の2月の末。
のどマガ第85号を配信いたしました。
お時間のあるときに、どうぞごゆるりとお読みください。

今月のお品書きは…

▼サンゴ(ドイヒロカズ)
▼あたらしい習慣(チダショウコ)
▼デザインで心をつくす(ツキモトクミコ)

今日は歌姫チアキちゃんの、7回目のお誕生日でもあります。
おめでとう~。

ライカとマグナム

2012-02-26 | のどのどぬ人

2月26日
第23回東北指導者講習会@山形テルサ

昨日・今日と吹奏楽の指導者講習会.
昨日は伊奈学園・宇畑先生の講座がありました.
モデルバンドを使っての基礎合奏のセッションだったのですが, 途中何度も姿勢と目線について注意されたのが印象的でした.
ブレスにしても響きにしても, 忘れてしまいがちだけどやはり大切なのですね.

(ド:キャパとピュリツアーの写真集を観ながら…)

耳を澄ます

2012-02-26 | のどのどぬ人

2月26日 佐藤陽香展「humming」@銀座・ギャラリーゴトウ

アルバム「listen」に絵を描いてくれた佐藤陽香さんの個展に行ってきました。本当は昨年の3月に開催されるはずだった展覧会。延期となり今回の開催に。その間、本当にいろんなことがありました。また元気で会えたこと、またはるちゃんの絵がみられたことに、まずは、心から、ほっ!としたのはたぶんお互い(笑)。

「Andante 1」というこの作品、初めに向かい合った時にはなんだかブラックホールに吸い込まれそうに錯覚したのに、何度も見直しているうちに、あちらの奥から何か光が湧き出してくるようにも見え、落ちていくようにも思えたのが、降り注いでくるようにも見え…。メッセージは受け取るこちら次第なのだと、(発している作者のそれをそのまま受け取ることは簡単なことではなく、また作者もそれを望んでいるとは限らない、かもしれないということを、)思いました。

展覧会初日のおつかれのところを、夕ご飯に付き合ってもらって行った先はトルコ料理のお店。トマトソースとヨーグルトソースをかけていただくケバブや揚げナス。おいしかった!

(ゆ)

日本橋を渡って

2012-02-25 | のどのどぬ人

2月25日

日本橋を渡って、三越の中にある「洋菓子舗ウエスト」の喫茶室でひとやすみ。おいしいお水を使っていると読んで、一度来てみたかったのです。コーヒー、とろんとしてとてもおいしかった!

隣の三井記念美術館「茶会への招待-三井家の茶道具-」へ。大西家初代 浄林作の「十二支文腰霰平釜」。腰巻きのような霰(あられ)の上に干支がぐるりと描いてある、なんともユーモラスな平釜。風雲を纏い空を駆ける龍の隣、啓蟄の知らせにひょろと出てきたばかりのような巳の、なんとも笑ってしまうような頼りなさと言ったら、ありません…。大名物の「遅桜」と銘のある唐物肩衝茶入は、文字通り諸大名に望まれてその間を転々とした運命を持つ。ぽってりとしつつも凛とした存在感。所望した大名たちの狂い方を、この子はどんな思いで見つめていたのでしょう。

午後は横浜みなとみらいホール。ライプツィヒ聖トーマス教会合唱団の800周年(!)記念、ゲヴァントハウス管弦楽団とのバッハ「マタイ受難曲」。一度、生で聴いてみたいと思っていた曲。

少年たちの合唱も、オーケストラのアンサンブルも、それはもうやっぱり久しく耳にしていなかった極上の響き。聴きすすんでいくうちに、耳には幸せな響き、そしてテキストを追う頭には様々な疑問符と逡巡。

合唱が歌うのは「群衆」の声。大勢は怖い。正義はどこに行った?良心はどこに行った?猜疑心に苛まれ裏切り後悔しても、もう、後はないのです。なんのために「信じ」たのだったか、人々はすぐに忘れてしまう。…どんな宗教にも、「救われたい人たち」が居る。許されたい人たちがいる。たぶんその人たちというのは私たちのことで。人間というのはそういう性なのだと思う。そういう業を背負ってしまう、背負わずにはいられないようにできているのだと思う。そんなことを最後に考えていたら、終わってしばらくしてから涙が出てきた。でもそれを大きく包んでくれているのが、バッハの音楽で。あぁ、よかったと、よくわからないけれど、そう思って少し笑うことができました。

(ゆ)

新政

2012-02-24 | のどのどぬ人

2月24日

なんだか一気に春めいてきました.

新聞に竹富島の教科書が4月に間に合うことになった, とありました.
この, 内容ではなく制度を巡る問題にバイアスがかかってしまって (いや, 最初から法令を巡る問題だったのですが, そもそも何故石垣・与那国が育鵬社で竹富が東京書籍なのか, というところがだんだん薄れつつあると思うのです), 結局何が本当は問題なのか(それぞれの教科書がどんな言い分でどんな解釈の可能性があるのか)が分からなくなってしまうところに, 原発や君が世を巡る問題と同じような構造を見てしまった気がして, とてもムズムズします.
法令を巡る問題は正直 子どもたちには関係のないこと.
ここは2冊とも採用して, 違いについて勉強するってことにはならないのでしょうか, ね….

(ド:写真は昨日お邪魔した仙台「源氏」. 年季の入った木のカウンター (コの字), 雰囲気満点のお店でした)

雪舟の花鳥図

2012-02-22 | のどのどぬ人

2月22日

ろくにストレッチもしないで朝からゴスペルなんかの伴奏でガンガン鍵盤を叩いていると, じわじわと手首が痛くなってしまいます.
これはいかん と思ってアレクサンダー・テクニークの本とか, だいぶ前に買った黒川好子先生のトレーニングブックをひっぱり出してきて弾いています.
つい忘れてガンガン弾いてしまいますが, 「手と腕の優しい関係」って改めて大切です.
(余談ですが, この間 石川直のMRを観たときにも, 手首の柔らかさと姿勢については最初に注意していました. あれだけの超絶ドラム, やっぱり体の使い方が大切なんですね)

さて, そういいつつも今年度の授業も終盤.
明日からは学年末テストが始まり, そして週末は大学入試の二次試験です.
今日は音楽系への進学を希望している3年生の度胸試しを兼ねた発表会もしました.
大丈夫, あとはなんくるないさぁ.
笑顔で行ってらっしゃい!

(ド:10年前に京都国立博物館で観た雪舟(没後500年特別展). 500年も前の人の絵を, 雪の白にふと思い出しました)

写真で深呼吸。

2012-02-17 | のどのどぬ人

2月17日

NHK, アンジェラ・アキのsong bookが気になっています.
日本語以外のテキストを日本語に訳して歌うとき, さぁあなたならどうする?ということなのですが, これがとても面白いのです.
この間やっていたのは「We’re all alone」.
「ひとりぼっち」からどう自分の世界を拡げて行くのか.
人それぞれでとても面白かったです.
今度授業でやってみようかなぁ, と思ったり….

(ド:仁礼博「写真で深呼吸。」, ハダカレンジャー2号、今日も重役出勤。の写真がお気に入り )

小さな街

2012-02-17 | のどのどぬ人

2月17日 ミサワクラス・オープンハウス@山形/ヘニング・シュミート仙台公演@Cafe Mozart Atelier

ミサワクラスのオープンハウスへ。住人の方が案内してくれました。8月のサイトウキネンフェスティバルで手にした「兵士の物語」の素敵なパンフレット。そのイラストを描いたのは、ミサワクラスの望月梨絵さん、と後から知って楽しみにしていたのです。今回の作品は「真夏の世の夢」。摩訶不思議なその物語世界。どこか古風であたらしくて、やっぱりとても素敵でした。他にもひと部屋ごとに広くなくとも見ごたえのある展示。

穀雨カフェ、花小路ボンジョルノ、プリンセス(のフラワーモンブラン。あんなに大好物だったのに、歳をとったらしく油っぽく感じてしまってショック…)、紙月書房とお散歩して、夜はピアノソロのコンサート。

ウイスキーを舐めながらソファに沈み込んで聴いていたら、「呼吸が浅いね」とこの頃言われていたことをふと思い出しました。なぜって、ピアノを聴きながら自分の呼吸が、深く深く、なっていくのがわかったから。なんだろうな、この感覚は。ものすごく久しぶりに息をしたような気がしたのです(そんなはずはないのですが)。なんとも、体が生まれ変わっていくような。呼吸というのは、本来そういうものなのだな。

会場に着いた時、にこにこしながら階段を上っていらしたのはやはりピアニスト本人でした。なぜあんなににこにこしていたのかな、と思ったら「初めて来た東北なのに、こんなにたくさんの人が足を運んでくれるなんて!」と。そうか、それで、だったんだな。どうか良い旅を!

(ゆ)

砂時計

2012-02-12 | のどのどぬ人

2月12日
第39回東北大会@天童市市民文化会館

天童でアンサンブルコンテスト東北大会, 高校の部を聴きました (ずっと昔(2004年!)にウォン・ウィン・ツァンのピアノ(広重美術館「広重の音」ミュージアムコンサート)を聴いたのもこのホールでした…).

青森山田高校のサクソフォーン四重奏はサンジュレの第1番.
Ⅳ楽章がとても綺麗でした.

磐城高校のクラリネット八重奏は福島先生の新曲.
何度か音のwaveが立ちあがって, 吹き抜ける.
まるで会場の壁が無くなったかのように自由自在.

新屋高校のクラリネット八重奏は天野正道「タナトス」.
8人全員が上手!
豊かなシャリュモーの響きがこれだけ集まれば, もう包まれるしかありません.

盛岡三高の打楽器五重奏はペンタゴン (天野正道).
あれだけ酔いしれて楽しそうに叩くなら, 見ている方も楽しくなります.
パーカッションはナルシストでなければ (偏見でしょうか…).

フルートやダブルリードのアンサンブルはそつ無く上手なのですが, なんだか笑顔になれない…, そんな演奏が多いような気がしました.
そんな中, 磐城高校のファッシュにはびっくり.
300年も前の曲に, 思わずフッとにんまりしてしまいました.

さて, このあと青森や岩手まで帰るみなさん….
今日はまた一段と寒い日でした.
本当にお疲れさまです.

(ド:JAGDA新人賞2012, 菊地成孔のポスターがカッコいい. 本人の雰囲気と合っています)

我々はどこへ行くのか

2012-02-09 | のどのどぬ人

2月9日

今週末の上杉雪燈籠祭に向けて, 上杉公園は燈籠と雪像の作成が急ピッチで進められています.

昨日, 土台となるトーフ(燈籠のもととなる雪の長方体)をつくった部員たち.
今日は削り出しにかかりました.
雪は降るし風は冷たいし…, 作業はなかなか思うように進まず大変です….

(ド:ポール・ゴーギャン「我々はどこへ行くのか」. 雪のなか, 我々はどこへも行けず…)