のどのど日記

昨日ものどのど,今日ものどのど.
明日は…?

年度末

2013-03-31 | のどのどぬ人

3月31日

昨日のライヴ(@rensa)の余韻をちょっと残しながら (いや, 何も調べないで行ったのは僕です. 堂珍嘉邦, あんな音楽がやりたかったのか (chemistryとは全く違う…), とちょっと衝撃的でした…. うたはもちろんカッコよかったです), 今日は宮城県泉館山高校さんへ合同練習にお邪魔しました.

2月のアンコン東北大会では, ステージ上のプレーヤーはとっても楽しそうにしていて, そしてアテンド係りを務めてくれた1年生はみなさんとても気持ちのいい対応をしてくれていた泉館山さん.
その後ラヴコールを一方的に送り続け, 顧問の先生にかなりご無理を聞いていただき (本当に忙しいバンドなのです), このたび合同練習の機会をいただくことができました.
心から感謝です.

小雪がチラつくなか(仙台でも!)到着したバスを元気に迎えてくれた部員のみなさん.
とても明るいバンドでしたが, 練習になると一変, とても意識の高い集団となるのでした.

合奏では, それをここでチェックしちゃうの?という, 禁断の領域(いえ, それは禁断の領域なんてことは全くなくて, とっても集中力と根気がいるため勝手に見て見ぬふりをしていただけの細かい練習やチューニング)までしっかりと時間をかけて取り組まれていて, そしてそれ(サウンドづくり)はもう去年の10月から同じレベルで始まっていて, 前年の取り組みが最も影響大, というおはなしを伺って, あぁ, なるほど, その積み重ねがこのサウンドを生むのか, と, 練習の大切さを改めて痛感した時間でした.

先はまだまだ長いです.
精進します.

(ド:きっと今シーズン最後のすき焼き. 二廻り目の鍋は肉も野菜も同時に入れてしまいます…)

のどマガ第98号

2013-03-31 | メルマガ・新聞

3月31日

明日から4月が始まるというのに、雪の舞う、寒い1日でした。
みなさまいかがお過ごしでしたか?

100号達成も間近に迫った、のどのどの月刊メールマガジン、
「のどのど便り」第98号を配信いたしました。

今月号のお品書きは…

▼桜の季節 (ツキモトクミコ)
▼わたしのお気に入り (ドイヒロカズ)
▼旅に出る (チダショウコ)

新たに購読をご希望される方は、nodo_nodo☆goo.jp(☆マークを@に替えて)までご連絡ください。
文字の量が多いので、パソコンやタブレットでご覧いただくことをお勧めします。



昨春からすっかり、暮らす街が離れ離れになってしまった、のどのど一同。
先週はひさびさにド・ゆ、が某ホール客席で顔を合わせ、
今日は、ツ・ゆ、で仙台・あすと長町で開かれた"ひふみよマルシェ"に行ってきました。
みんなが揃って会ったのは…昨年のジャズフェス&チェリーボーイジャンボリー以来、ないかも!

それでも会っていない気がしないのは、
つくづく“のどマガ”のお陰だなぁ、と思うこの頃です。

(ゆ:楽天ハンモックのカレー。やっぱり美味しい!ボヤけていてスミマセン…)

自転車に乗って

2013-03-30 | のどのどぬ人

3月30日

やっと暖かくなってきました。
今年、初めて自転車で出かけることにしました。
まずは、南町通り・ギャラリーくろすろーどの「ぼーだれすあーとばざーる」へ。
入口で、絵描きの柚子ちゃんとちょうどよく会えました。

"若い女の子は、アクセサリーのひとつも付けて、ちゃんと可愛くしなくちゃだめよ!"
少し前に、ギャラリー杜間道のみわさんに、そう怒られた(?)ことを、急に思い出したら、
黄色いお花の、布のブローチに、呼ばれているような気がして、手を伸ばしてみました。
その場で、コートにすぐつけてみました。ぴったり!春ですしね。

光原社では、印伝の名刺入れで一頻り悩み、
お向かいのambientで、北欧の紅茶をいただきました。
楽しい時間はあっという間、寒河江行きのバスに柚子ちゃんを見送って、
もうちょっと行けるぞ、と、久しぶりにスペースenへ。
ateliers PENEROPEの帆布バッグで、また一頻り迷って…。

帰り道は、延々続く登り坂。そんな道の途中は、ひとやすみ必須。
こちらも気になっていたCAFE soyo。
茶釜で沸かしたお湯で淹れてくれるコーヒーが、おいしくて嬉しくなりました。

そんな3月最後の週末。
陽がずいぶん、長くなりました。

(ゆ:黄色や、からし色についつい目がいく、この春です。)


shall we dance?

2013-03-26 | のどのどぬ人

3月26日

来月末、仙台の友人=ダンサーふたりと、とあるイベントに参加することになりました。
私は、全編、即興でピアノを弾きます。

今日が、そのリハーサル初日。まずは、自由に。
でもやってみると、意外と自由になれない。
私の課題は、如何に、遠くに行くか、だなぁ、と思いました。抽象的ですけれども。
もっともっと、広く広く。もっともっと、深く深く。
アップライトの側面に映るダンサーたちを気にしながら、
そうか、そうきたなら、こうしてみようか、と、キャッチボール。
あとひと月で、どのくらい強度と自由を獲得できるか?やってみます。

(ゆ)

いろんな想像を描けるから 夜が来るのが好きだった

2013-03-25 | のどのどぬ人

3月25日
東北の作曲家2013 in 仙台@イズミティ21 小ホール

「BRUTUS」(3月15日号)の旅特集, 田中一村が描いた奄美にうっとりして, 「よしっ」と長靴を仕舞い (もう使わないと信じて) 夜, 仙台へ.
イズミティでJFC(日本作曲家協議会)東北の演奏会を聴いてきました.

色んな作品がありましたが (最初はちょっとびっくりしてしまいました…), 最後に演奏されたのは, 山形の作曲家・木島由美子さんの作品.
バストロンボーンはやわらかく嫋やかな音で, ダンスとダンスの間に入れられたうたが美しい作品でした

仙台は雨の夜.
冷たい雨です.
こんな日は今古茶藉の八宝茶.

(ド:「いろんな想像を…」, 月刊「風とロック」(←もはやフリーペーパーらしからぬ厚さ)3月号より「想像力」)

PERSONA

2013-03-24 | のどのどぬ人

3月24日
土門拳と土門拳賞受賞作品展@酒田市・土門拳記念館

酒田に来ています.
土門拳記念館では土門拳賞受賞作品展(4月7日まで)ということで, 6人の写真家の作品が展示されています.
その中に, 僕が好きな鬼海弘雄さんの作品も展示されていました.

1枚の肖像写真.
会ったことのない人が写されているその1枚から, その人の人生が香ってしまう, …という不思議.
写真というものはいったい何を写しているのでしょう.
不思議です.
写真家は何を見つけ, 見つめ, (時間も空間も越えて僕たちに 何を)見せているのでしょうか.
久しぶりにあのモノクローム肖像画と再会して, そんなことを思いました.

今日の酒田は風もなく, 暖かかったです.
青い空に まだ真っ白な鳥海山が映えて, とっても綺麗でした.

(ド:夜は春鱒をいただきました. この魚が出始めたということは, やっぱり春ももうすぐです. そしてうちの父母は, 明日からクロアチアに行くそうです. どこだ, クロアチアって…?)

あーあ!

2013-03-24 | のどのどぬ人

3月24日

いただきものの、動物パズル。実は箸置き。
下の歯2本に続き、上の歯も2本、生えてきたばかりの姪は、
この動物さんたちが、この頃お気に入り。
どうやって遊ぶかというと、両手にひとつずつ持って…かじる!
ガシガシと、とっても楽しそうにかじります。あぁ、女の子なのに…。

それが、この頃、つかむこと、離すこと、も楽しくなって、
つかんで持ってかじっては、わざと離して、掘りごたつの中に落としてしまうのです。
そして“あーあ”という顔をして、こっちを見る。
(この顔も、かわいいのですけれど。)

3つしか見当たらなくなって、それも全部こたつに落として帰ってしまった後で、
捜索願いを出してみたところ、こたつの底から、5匹発見。
全員無事救出の記念写真です。(そんなに落としてたんだ。。)

(ゆ)

鳥たちの朝

2013-03-20 | のどのどぬ人

3月20日
第36回全日本アンサンブルコンテスト@岩手県民会館

アンコン・全国大会を聴きに盛岡へ.
どのバンドも本当に上手で思わず聴き入ってしまう演奏ばかりでしたが…, この日一番印象に残ったのは, 茨城・常総学院高校の木管三重奏(アーノルドのディヴェルティメント)でした.
冒頭 (一楽章), 3つの楽器から次第にメロディーが紡ぎだされていくのですが, その仕方が本当に自然で, 目に見えて湧き上がっていくようで, 楽しくて….
なによりプレーヤー自身が音楽を楽しんでいて, そしてその熱が客席にもうまく伝播して…, それがアンサンブル(を含めた音楽)の醍醐味なのでしょう.
ちょっとびっくりな演奏でした.

その前にステージに上がった北海道・札幌日大高校の木管三重奏(ミヨー・「コレット」による組曲)も心地よい音楽でした.
Fgが秀逸, brava!

東京・八王子高校の金管八重奏(小長谷宗一「幻影」)も高校生離れしたcoooolさがありました.
このバンドはなんといってもTpがbravo.
惚れました.
(金管といえば, 駒澤大学の金八(パーカー「ニューヨークのロンドン子」)が楽しすぎて, 思わずニヤけながら聴いてしまいました. 8人が8人ともとってもいい音で (特にTbは素晴らしかったです. とびきりトリッキーなHrも素敵でした), ハーモニーはキラキラ心地よく, グルーブ感もばっちり!)

さらに…, 音楽だけでなく, 友人らに教えてもらった じゃじゃ麺 (「白龍」:最後にいただいた「チータンタン」というスープが美味しかったです), 冷麺 (「ぴょんぴょん舎」:これは…, 歯と顎が丈夫な人でないと辛い食べ物だということが分かりました…), 福田パン (瞬間技で作ってくれるコッペパンサンドのお店. 何故か懐かしい味), 光原社 (可否館でいただいた深煎珈琲が美味しかったです)…, とともに, 盛岡を満喫した一日.
ゆっくりと歩いたのは おそらくはじめての街でしたが, 雰囲気のある建物と街並みが素敵な街でした.

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話は変わって…, 行きの はやぶさ1号, 車内誌・トランヴェール(3月号:今月号は300号記念誌)にあった角田光代さんの文章.

「取り戻せるものなど、ないのだ。」

朝8時, 読みながら涙が出てしまう.

「だからあらたに作るのだ。」

女川を訪れ, 実感として角田さんはそう思い, 現に動き出しているたくさんの人々にふれ,

「ここで暮らす人たちよりも、私のほうが勝手に絶望していたのではないか。そのことが恥ずかしく思える。」

と正直に書く.
それを読み, 泣いている自分も恥ずかしくなる.
しっかり地に足を着けて, 前を見ないと (春はやっぱり憂鬱, センチメンタルです…).

春を待ち遠しく思った2年前を, 車窓からの景色を眺めながらそっと思い出してました.
太平洋側は雪もすっかり融けていて, 今年も春がやってきます.

(ド:猪熊弦一郎「鳥たちの朝」. 写真は帰りの新幹線, スーパーこまち! めちゃくちゃcooool!)

海のそばに

2013-03-16 | のどのどぬ人

3月16日

仙台の高校の先生からお誘いいただき, 仙台高校で行われた「高校生のための吹奏楽部運営講座」(宮城県高文連吹奏楽専門部主催)にお邪魔させてもらいました.

演奏組織と運営組織の2つがあること, 顧問がイコール指揮者として前面に立つこと, お客さんがいなければ成り立たないこと, とにかく人数が多いこと…, などなど, 吹奏楽部ならではの特徴というものがあります.
それを十分に認識したうえで, 人と演奏をどうマネジメントし, いかに部活動を自分たちのものとして組織的に運営していくか….
初の試みということでしたが, そんな内容について様々な意見が飛び交った講習会でした.
一緒に行ったうちの生徒も, 大いに刺激を受けたようでした.

夜は山形市・Bar FrankでSaigenjiのライヴ(「one voice, one guitar」ツアー)へ.
あの早口スキャットはどうやるとマスターできるのでしょうか.
そう思ってご本人に聞いてみたら, いわゆる早口言葉の類は全然できないけど, 「歌にのせるとできる」とのこと.
なるほど, リズムに乗せて練習するのが大事なようです.
あの ほんの少しタメるサンバのリズム, 心地よいです.
その自由自在なリズムにのって紡ぎ出される, 色とりどりの声, ことば, 音楽.
ライヴ終盤, リクエストコーナーで歌ってくれた「酔っ払いと綱渡り芸人」という うたがなんだか印象的でした (綱をふらふら渡るピエロを, 当時の危うげなブラジル軍事政権に例えたうたなんだそうです).
久しぶりに山ブラの石郷岡夫妻にもお会いして, とっても楽しいライヴでした.

(ド:saigenji「海のそばに」. ラストに「Ponta de Areia」のフレーズが歌われるのですが, そのペンタトニックの鎮魂歌が響いた途端, だいぶ前に(同じく山ブラのライヴで)聴いたminaswingのステージをふと思い出してしまいました…)

光る牙

2013-03-15 | のどのどぬ人

3月15日
仙台フィルハーモニー管弦楽団第272回定期演奏会@仙台市青年文化センター

初めて聴いた, ヴェロさんが振る仙フィル.
1曲目・ルーセルの「くもの饗宴」が, そよ風が入ってくるように優しく始まって, 一気に幸せな雰囲気に包まれました.
続くプロコ「キージェ中尉」は, 2楽章のコントラバスがbravo!
アツい(なんともドラマチックに弾かれる)ゲストコンマスと, 心地よい化学反応が起きていたと思います.
休憩を挟んで最後は「ダフニスとクロエ」.
第1番・1曲目の「夜想曲」は, 音が空間的に目に見えるような立体感とすっきりさ.
指揮者は, 航空管制官のように音の高度も見ているようでした.
「全員の踊り」は速すぎないテンポでたくさんの仕掛けをしっかりと聴かせながら, 怪しさ満点.
ラストの一撃が余韻たっぷりに会場中に響いて, それはそれは楽しい演奏会でした.

来月は三ツ橋敬子が振る仙フィル.
今後の演奏会も楽しみです.

(ド:吉村龍一「光る牙」. 憑りつかれたかのように一気に読んでしまいました. 一冊目よりもさらに増した加速感, 順一さん, どんどん凄いトコへ行きます!)