のどのど日記

昨日ものどのど,今日ものどのど.
明日は…?

カリーホーイ!

2013-01-27 | のどのどぬ人

1月27日

午前中, 合唱の講習会で山形西高へ.

本日の講師・吉田顕先生は, とても気さくでユニークな方でした.
生徒たちは昨年に引き続きレッスンを受けたのですが, 短時間のレッスンで生徒たちの声(本当にさまざまな声)がどんどん引き出されていく様子は, 傍で見ていてもドキドキ・わくわくするものでした.

今日のレッスンのポイントは「背中と胸を意識すること」だったと思います.
先生曰く, 一時よく言われていた「胸は下げて」という発声法はあまり効果的ではなくて, 胸はどんどん使った方がいい, とのこと.
たしかに, たっぷり吸うと(吉田先生の言い方ですれば「北島康介のように吸う」と)背中と胸が上がります.
少しランドセルを背負ったような姿勢になるんですが, そのまま体の中心に音を集めるイメージで発声すると…, はい, たしかに倍音がたっぷり鳴って声が響き出すのでした.
からだの使い方というのはやっぱり大切!
改めて, 自分の内へと目を向けることの重要性を思ったレッスンでした.

夜はBEGINのライヴを聴きに天童へ.
久しぶりに聴いた比嘉栄昇さんの生うた (2008年の荒吐以来でしょうか).

「砂糖てんぷら」という歌がとてもチャーミングでした.

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自転車こいで買いに行こう
市場の道はせまいから
誘惑に負けたらはダメ
かまぼこもまたいい匂い

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ふと石垣のあやぱにモールを思い出してしまいました (また行きたいなぁ).

「ライヴは同窓会で, アンコールはその二次会」というスタンス, とても素敵だなぁと思って帰ってきました (アンコールラストは「パーマ屋ゆんた」と「三線の花」!).
約3時間のライヴ, ボリューム満点でした~.

(ド:「カリーホーッ!」楽しい掛け声! ※写真はTO-FUニュージーランド!)

ジョルジョ・オーリックの木管三重奏

2013-01-26 | のどのどぬ人

1月26日

米沢市・kinaribrotのミホちゃんに教えてもらった, 喜多方のお店「vino bistro 35」へ行ってきました.
お店の名前が示すとおり, イタリアンとフレンチのお店です.

郊外にひっそりとあるお店.
笑顔が絶えないシェフが作り出すのは, 前菜からとっても華やかで楽しくて, 色んな味が楽しめるお皿でした.
魚(的鯛)も肉(豚肉とひよこ豆)も, そして最後のコーヒーまで, たらふく, 美味しくいただいてきました.

お店の名前になっている「35」は, シェフが35歳でフランスに修行に行ったということと, ご自身のラッキーナンバーだということから取られたのだそうです.
喜多方の外れにひっそりとあるお店, オススメです.

(ド:途中寄った佐久間食品というお豆腐屋さん. 三角厚揚が美味しそうで買ったら, あぶらげと天塩もめん豆腐をおまけしてくれました (おまけの方が多い…). どれもとても美味しかったです!)

楮蒸かし・楮剥ぎ

2013-01-20 | のどのどぬ人

1月20日(日)@白鷹町深山和紙センター

和紙の原料作りは冬が本番。
この日、深山和紙センターでは楮を大きな釜(樽?)で蒸かして、
皮を剥ぎ取る作業をしました。

前々から気になってはいたのですが、実際見るとすごい迫力なんです!
楮は3時間程で蒸し上がり(一番下に仕込んでおいた大根の甘い香りが
してきたら蒸し上がりのサインなんだとか)、よーいしょっとー、
という感じで大きな樽を引っ張り上げます。
そしてすかさず冷水をかけて冷やして、あとは皮剥ぎ作業!
思っていたよりも、つるつるーっと剥けて良い感触でした。
今回は子連れ参加だったのでなかなかお手伝いはできなかったのですが、
また来年行ってみたいと思います。

そうそう、お昼にはみんなで野外ひっぱりうどんをしたのですが、
寒い中でいただく熱々のうどんは絶品でした!!

(ツ)

みつばち

2013-01-19 | のどのどぬ人

1月19日

酒田に来ています.
米沢はものすごい雪でしたが (朝, 車の上は にっぽん昔話の山盛り飯のようになっていました…), 酒田は穏やかな天気で, 日が差しています.
お昼過ぎに着いて, 休憩時間に少しだけ酒田散歩へ.

文化センターの周辺は子どもの頃の遊び場だったわけですが, 今日は十数年ぶりに清水製パンのイチゴサンドとエッグサラダに再会しました (!).
嬉しくてお店のおばちゃんにそう伝えたら, 「味はずっと変わてねど思うよ~」, とのこと (今も変わらず朝6時開店だそうです).
素敵です.
そして, 記憶にあったものよりビッグさが増していたパンの数々.
オススメです.

さて, 庄内は寒鱈の季節.
来週末の酒田は寒鱈まつりです (だだみ(刺身も天ぷらも)もユキ海苔も, 大好きです)!

(ド:酒田の市民会館前にできていたカフェ「みつばち」(10月にオープンしたんだそうです). 素敵なお店でした)

ビール飲みたいな ビールを飲みたい

2013-01-17 | のどのどぬ人

1月17日

仙台の短大に教えに来ている山形の作曲家・木島由美子さんと、
通勤割引の始まる時間まで(笑)、近所のお店でティー・タイム。

「矢野顕子の音楽の稽古場、行ったんでしょ?どうだった?」と聞かれ、
『ラーメン食べたい』という名曲が、如何に素直かつ切実に、
日本人共通の体験であるところの郷愁と孤独とに訴えた詩か!
ということを(糸井さんに倣って)力説した後、
やっと受け取れた木島さんの作品集CD「リュミエール」のブックレットを開いて、
びっくりしてしまいました。
だって、次のような歌が、収められているのですもの(作詞:木島由美子)。

組曲「働くオンナの事情」よりPart3「仕事帰りのあこがれ」

枝豆 もろきゅう 冷や奴
焼鳥 刺身 さきいか

お嫁さんが欲しいな
買い物してご飯作って弁当作ってお皿洗って
落ち込んだらよしよししてくれるの
オンナだってお嫁さんが欲しいのよ

ビール飲みたいな
ビールを飲みたい
(略)


いやー。これは。。
『ラーメン食べたい』に通じてました、通じてます、もうとっくに。
(そして『いいこ』も加えられていますね。あ、木島さんは作曲家、なんですけれども、、)

そんな木島さんが、米沢出身の絵本作家/画家・亀岡亜希子さんの
絵本『はるをさがしに』に、全編新曲を書き下ろした作品が、
2,3月、山形交響楽団の「親子でたのしいオーケストラ」というコンサートで演奏されます。
その他「パンダうさぎコアラ」や「アルプス一万尺」も、生オーケストラでやってしまう…
(もちろん、すべての編曲を木島さんがされてます。)
高校生以下無料の子育て応援演奏会。
ぜひ、お近くの会場におでかけくださいませ。

(ゆ)

五感を使って料理する

2013-01-16 | のどのどぬ人

1月16日

お昼、ひさしぶりに木町通りにある「おかざき」へ。
私より少し、年若い(であろう)親方が、カウンターの向こうから、
「足元の悪い中、ありがとうございます。今日も、よろしくお願いします。」
そうして始まる。そんな日本料理のお店。

素材を選ぶ目はもちろんのこと、切り方ひとつ、火の通し方ひとつ、
行く度に、必ず驚きが備わっていて、何より口に美味しく、体に優しい(気がする)。
一椀の中での取り合わせにしても、食感の異なる素材が楽しく
重なっていく器ごとに異なる味も、連なってまた一つの流れを作っていて。
本来備わっている素材そのもののおいしさを、最大限に引きだして、
一番素直に、食べる人に最善のカタチで届くようにと、考えていらっしゃるのがわかる。

こんなにも繊細に、丁寧に、料理というのはできるものなんだなぁ、と。
そしてふと、料理って、お肉にしてもお野菜にしても、その、命をいただいているのだものなぁ、と。
受け取る側の私も、せめて五感を総動員して(素直に、耳を澄ます、そんな感じ)、
今日も、美味しくいただいたのでありました。

土曜日から白米のお粥しか食べられなかった母も、結局全部いただいてきました。
滋養、そのもの、のようなお料理。

(ゆ:前にもこんな写真があったような…これは姪っ子のための大黒さんだるま。)

心臓焼き

2013-01-14 | のどのどぬ人

1月14日

大雪の一日.
上山市・toki no niwaでお昼をいただいたあと (とても雰囲気のあるお店でした), いざ 陶芸のまち・平清水へ.

土のひんやりとした感触, におい, 音.
いいですね, 何故か落ち着きます.
それは子どもの頃の粘土遊びの記憶でしょうか, それとももっともっと前の遺伝子レベルでの記憶でしょうか.
懐かしさと安心感があります.

あまり会話もせず, 無心に, ろくろを回して少しずつ形を作っていって…, 気が付けばあっという間に時間が過ぎていました.
今後も職人を目指す所存です!

(ド:夜に観た映画「天のしずく:辰巳芳子 "いのちのスープ"」. 観終わった後もずっと残るこの柔らかい余韻が, 「いのち」たるところなのかもしれません)

頭痛肩こり、あら、晴れてる。

2013-01-14 | のどのどぬ人

1月14日
どんと祭(松焚祭)@仙台・大崎八幡宮

昨夜は、そんなに冷えこんでいるとも思わなかったのに、
朝方から降り始めた雪は、みるみる積もって…夕方までに、積雪20cm。
(え?それだけ?と思った雪国のみなさん、スミマセン。苦笑)

こんな風に「積もる」ことは、この街では数年に一度。
なので、慣れない雪道に、あっという間に交通渋滞が起こります。
雪国に暮らす人々の逞しさを、あらためて思った今日。。
そんな悪天候にもめげず、どんと祭は行われました。

裸詣りの方たち、寒そうというよりも、わらじの足元が大変そうでした。。
いつもより遅い時間に行くと、境内の地面はスケートリンクのようでコワイ。
それでもやっぱり、御神火に当たるとあったかいのです。
また今年も、一年、大きな病気をせずに、元気に過ごせますように。

(ゆ)

雪の樹と、暗い海岸線

2013-01-14 | のどのどぬ人

1月14日
志賀理江子写真展「螺旋海岸」@せんだいメディアテーク

昨日も昼間に観に来た展示を、
周りが暗くなった状況で、やっぱりもう一度観ておきたくて、寄り道。

順路も決まっておらず、撮影者の言葉によるガイドも、
手がかりになっているようでいて、でもなんだかとても難解で。
でも、何か、心に引っかかるようなそんな展示。

暗くなってから来たのはやはり正解で、
スポットライトに照らされて浮かび上がる海岸線の風景や、
大きく伸ばされた砂粒(なのか岩なのかわからないもの)の写真は、
ぼんやりと、現実からちょっと浮かび上がって浮遊している風船のように見えた。
それから船が写っているわけではないのだけれど、幽霊船に囲まれているような感じ。

なんだろう、これは。と思う。
時々、迷路から逃れたくて、水面から顔を出すように、
外の風景を見に、光に引かれてゆく。
そこから見下ろすケヤキ並木は、すっかり朝から降り続く雪の衣を纏って、
今までに見たことがないような、美しい姿になっていた。

振り返るとそこには暗い暗い、取り残された過去の海岸線。
外には、はらはらと今も降り続く雪と、美しい木立。

(ゆ)

だれの落し物?

2013-01-13 | のどのどぬ人

1月13日

今日の仙台は成人式。午前中から、あちらこちらに振袖姿を見かけました。
ふと数えてみると、自分が出席してからもう○○年…。
年月の過ぎゆくスピードの速さにびっくりです。

昨日の夕方から、気づいてはいたのですが、
家の玄関を出たところにある、松の木の下に、この方がぽつん、と。
胡桃の殻、なのですが、こんなに姿かたち良く抜け殻になっているのもめずらしい。
そして、我が家の裏にあった大きな胡桃の木は、
もう、私が小学生の頃に切られてしまったはず…。
(その頃は、家の周りにリスももぐらも、ネズミもかなぎっちょもいました。)

鳥がどこからか運んできたのかなぁ、と思うのですが、
なんだかかわいい落し物。

(ゆ:昨日から、母が体調不良(10年に一度くらいしかない)。
久しぶりに料理をして、自分の手際の悪さとガサツさに落ち込む昨日今日、、
でも!出来上がったクリームシチューは美味しかったから、よいのです。)