のどのど日記

昨日ものどのど,今日ものどのど.
明日は…?

懐かしい味

2012-03-31 | のどのどぬ人

3月31日 第6回米沢東高校音楽部バロック音楽演奏会@米沢

前の日にやってきたチェンバロは、
ブルーグレーの色が綺麗なフレンチスタイルの楽器でした。
弾いている分には本当に小さな音が、目の前で響いては消えていくのですが、
客席に座って聞くと、それはもう、びっくりするくらい、ちゃんと、届いているのでした。
音ってすごい、木ってすごい、と改めて思いました。

演奏会はヴァラエティに富んだプログラムで、
前夜のお酒の席での言いだしっぺN先生のバロックへの愛(!)を聞かせていただくと、
あぁ、もっとたくさんお客さんに聞いてもらっても楽しいのにな、と思ってしまうのでした。

弦楽班はソロを頑張って務めた努力家のチェリストに拍手。
声楽班は前日からとってもよく声が伸びていたtenorが、
ちょっと本番では惜しかったのだけれど、でも、とても伸びたので、いいんです。

緊張すると自分はどうなるんだっけ?
というのも、久しぶり過ぎて忘れていました。
舞台が始まるとあっという間なのは、舞台に立つ人も、裏に居る人も、一緒でした。
色々忘れてるなー。

何はともあれ、楽しかったのです(笑)。
聴きにきてくれたみなさま、ありがとうございました。
そのことも含めて、嬉しく、幸せだなぁ、私と思いました。

(ゆ:終わった後のご褒美は田園のBセット。へとへとでしたが、食べたら復活。)

モディリアーニの蒼い目

2012-03-31 | のどのどぬ人

3月31日

外は春の嵐.
でも, 穏やかな夜です.

こんな夜は, たとえばベートーベンの後期, op.132.
たとえばクロノスカルテットが弾くナンカロウ.
たとえば矢代秋雄の3楽章の, 泣いているようなヴァイオリン.
たとえば, ドビュッシーが描く夜の空中散歩.

弦楽四重奏というスタイルは, どうしてこんなにドラマチックなのでしょう.
弦楽器の響きは確実に掛け算になって, 音の厚みはソロの何十倍にもなっているようです.

※写真は ご存じドイ画伯のスケッチ.

(ド:メタフィスの消しゴム, 使いやすいです!→http://metaphys.jp/product/stationery/archives/2008060621.php)

のどマガ第86号

2012-03-31 | メルマガ・新聞

3月31日

のどのど便り(毎月末配信ののどのどメールマガジン)第86号を配信いたしました。

今月号のお品書きは…

▼「サクラマス2012」のお知らせ
▼デザイン教育(ツキモトクミコ)
▼小原さん(ドイヒロカズ)
▼器のはなし(チダショウコ)
▼のどのど・今年度オススメの一曲

となっております。
配信を希望される方は<nodo_nodo@goo.jp>までご連絡くださいませ。

(花人・中川幸夫さんの訃報に触れて, 7年前にのどのどみんなで観に行った展示(宮城県美)を思い出しました。ご冥福をお祈りします)

心を薄く 切り取って覗いてごらん

2012-03-28 | のどのどぬ人

3月28日

今日は3月の雨 (といえば, chieが歌う「aguas de marco」. もっとも, ブラジルの3月の雨は全然違うんでしょうが).

時間がかかるのを承知で, 思い切ってCDの整理を始めました.
そうしたら, しばらく忘れていたCDが出て来る出て来る….

いま聴くと「あれ, こんなんだったっけ…?」と思うspiral life (とScudelia Electro), 大学に入学したころひたすら聴いていたaco, calynの"Life", やっぱりかわいいround table, small circle of friendsの "love potion no.5", なんだか好きだった武田真治の"I don't want to dance without you", 学園祭でも聴いたHicksville, その音があるだけでガラっと空間が変わったSEIGEN ONO, 比屋定篤子のメビウス, 留学生の友達から教えてもらった112やR.ケリー, Maxwell, あとはmondo grosso, 明和電機 (広島市立大の学園祭に聴きに行ったなぁ…), everything but the girl, monday満ちる, G. Love and Special Sauce, Boyz Ⅱ Men, TAKE 6, 14 KARAT SOUL, K-Ci&JOJO (ここらへんも好きでよく聴いてました), cosa nostra, nona reeves, sugar soul….

90年代, よく聴いた音楽たち.
懐かしくて全然整理が進まず….

(ド:心を薄く…, TICA「顕微鏡」. これもよく聴いた1枚. このアルバムに入っている「Free」もとってもいい(TEI TOWAもいいけど)!)

にっぽんの台所

2012-03-27 | のどのどぬ人

3月27日
オーケストラ・アンサンブル金沢演奏会@山形テルサ

井上道義さんが指揮するアンサンブル金沢の演奏会に行ってきました.

前半のプログラム, ハイドンの「びっくり」2楽章はライトの演出も加わって, アットホームな演奏.
管楽器が秀逸.
後半のプログラムだったプロコの「ピーターと狼」でもそうでした.
管楽器がとても柔らかい音で, 心地よかったです.
ピーターと狼では井上さん自身がナレーションも担当.
客席を, ステージ上を転がりまわる井上さん.
最後は本物のアヒルも登場して, 終始なごやかな雰囲気でした.

アンサンブル金沢を最初に聴いたのは10年以上前の呉.
岩城さんが振ったその演奏は, それはそれはあたたかくて, それ以来ずっとファンになっています.
(その後 岩城さんは広響でライヒも振ってくれたのですが, 指で練習番号を指示しながらの指揮がなんだかチャーミングだったのを覚えています)
アンサンブル金沢, また是非 聴きたいと思います.

(ド:束芋「にっぽんの台所」)

本を読んで笑う

2012-03-25 | のどのどぬ人

3月25日 ほんきこ。読書会@CAFE LABORATRY

3月ももうすぐ終わりだというのに、重たい雪。
ほんきこ。読書会のテーマは「笑い」でした。
和尚さんが持ってきてくれて、読んでみたいなと思ったのは、
落語家・志ん朝師匠の本。
客席に座っての落語、しばらく聞いていないなぁと思い出す。

夜までやっている喫茶店、CAFE LABOのお食事、おいしいのです。
先日のバターチキンカレーもおいしかったけれど、
今日は、米沢牛のハヤシライスにしてみました。
コーヒーカップの縁が厚くてちょっと飲みにくいのが、難点ー。

読書会の後はあと1週間!チェンバロをさらいに、山形へ電車の旅。

(ゆ)

サクラマスに会いに

2012-03-24 | のどのどぬ人

3月24日

東北芸術工科大学のOB・OGによるグループ展「サクラマス」展に初参加させていただくことになりました。アートワークの施された楽譜2点と、CD「conversation」「cloth」の2点を置いていただいています。参加作家数も、並んでいる点数も多くて驚きました。そんな中に混ぜていただけるのは、とてもうれしいです。期間も長いですので、お近くにいらっしゃる際はぜひお立ち寄りください。お待ちしています。(サクラマスとはヤマメのことだそうですょ。)

■サクラマス2012
会期:3月24日(土)~4月25日(水)
   10:00~18:00(最終日16:00迄/毎木曜、第1、3火曜定休)
会場:山形デザインハウス(山形市七日町ナナビーンズ2F)
http://sakuramasu.sblog.jp/blog/sb.cgi?month=201202

(ゆ)

From me flows what you call Time

2012-03-23 | のどのどぬ人

3月23日

「今日はいい試合だった」と, よく耳にします.
というのは野球の話.
正直に白状すれば, 野球中継というものは未だに見方が分からず(野球のルール自体もいまいち分からず)テレビでもずっとは見ていられないのですが…, 試合を観たあと野球に詳しい人はよくそんな話をします.
どこで「いい試合だった」と判断するのかなぁ…, と, ふと思い出したのはお経を読む和尚さんのこと.

「さっきのはいいお経だった」, 「今日の和尚さんは上手だった」と, うちのおじいちゃんはよくそんな話をしていました.
もちろん, 僕には全部同じに聴こえるお経です.

自分でお経を読むお坊さんが, いい/わるい の判断ができる, というのは何となく分かります.
でも, 自分ではお経を読まないのに, いい/わるい の判断ができるのは何故か….
ようはパフォーマンスの経験ではなく, 享受(この場合は聴くこと)の経験が, いい/わるい の判断ができる耳を作り上げることの不思議.
それは(自分では演奏しない)音楽評論家とよばれる人たちにもいえること.

…ということで, 大学の学部ではそんなテーマで音楽心理学の卒論を書くことになるわけですが…, 昔から「聴く」ことの不思議に未だに魅せられています.

…そんな話の金曜日 (オチ無し).

(ド:武満を演奏するNEXUSは縦に拡がっていく空間)

この一歩の一歩のところから

2012-03-20 | のどのどぬ人

3月20日

うちにあるハドソンチェアは椅子の足を少し切ってもらっているのですが, これは深くもたれかかったときに, とてもしっくり来ます.

自分の体に馴染むものって, ありがたいです.

食べものもそう.
もっぱらミキサーにハマっていますが…
朝:バナナとキウイとヨーグルトのジュース
昼:この間つくり方を教えてもらった, かぼちゃとホウレンソウと豆腐のポタージュ(味噌が入るのが美味しかった!)
夜:トマトとじゃがいもとニンジンのスープ(生姜入り)
…, と, シンプルな食材を少しずつ食べるのが, 今の体には合うようです.

それにしてもミルサーの万能なこと!
煎った小魚やゴマはサラサラのパウダーになります.
こんなに便利なものとは知りませんでした.
おすすめです~.

(ド:今年の課題曲「明日へ続く道」に一目(一耳)惚れ. もうひとつの課題曲「もう一度」もとっても素敵です)

南のほうが辛い

2012-03-20 | のどのどぬ人

3月20日

春分の日。
今日も一日小雪が舞っていたけれど、それでもここからは春に向かうと信じたい。

タイにツアーで旅行に行く場合、辛くないお店にしか連れていかれないそう。
もしフリータイムがあれば、地元の屋台で「辛さは少し」と伝えて、注文すること。
普通通りで大丈夫、と頼んでしまったら、日本人はたぶん食べられないよ!と教えてもらう。
それからタイの南部のほうが、バンコクなどに比べても、より辛いのですって!

近くのタイ料理屋さんは、いつのまにかすっかり親しんだ味になってしまって、
(パクチー多めに!などとわがままも聞いてくださるし。笑)
このお店に来られなくなることを考えると、かなり寂しい。
って、やっぱり食べ物なのね、という自分に呆れてしまうのですが。苦笑
家では頑張っても再現できないだろうな、というエスニック料理。
あぁ、やっぱり本場に一度行ってみないといけません。

トムヤムクンであたたまったら、今日も今日とて小雪の中を帰るのでした。
(今朝の米沢は-4.8℃!まだ寒い!)

(ゆ)