のどのど日記

昨日ものどのど,今日ものどのど.
明日は…?

のどマガ第95号

2012-12-31 | メルマガ・新聞

12月31日

2012年も、とうとう今日一日でおしまいです。
みなさんはどこでどんなふうに、新年を迎えられるのでしょう?

さて、のどのどの月刊メールマガジン「のどのど便り第95号」を配信いたしました。
今月号のお品書きは…、

▼時のディスコース(ドイヒロカズ)
▼気仙沼に、いってきました(チダショウコ)
▼13歳とデザイン(ツキモトクミコ)
▼年末恒例のどのどアンケート

お正月休みにどうぞ、のどのどとお楽しみください。
巻末アンケートには、久しぶりにツダチアキも参加しております!

来る年が、どうか穏やかな年でありますように。

※準備にかかるのが遅くなった上に、年末年始の規制の影響かお届けが遅れております。
まだ届いていないよ、という方にも、順次送信しています。数日お待ちください~。
(ゆ)

あたりまえのことを、あたりまえに

2012-12-30 | のどのどぬ人

12月30日

友人が顧問を務めている、某運動部。
なんと、この度の全国大会で優勝!(注:個人戦ですけれどもね)。
かつては強豪校と言われていたようですが、それも今は昔。それにしても、快挙。

自らの専門ではない競技の、顧問となって3年目。
(直接指導はできないにしろ)何か、関わってから変えてきたことってあったの?と尋ねたところ、
「んー、あたりまえのことを、あたりまえにするようにしてきたこと、かな」。

それまで、「部の伝統だから…」とか「先輩に言われてきたから…」と、
本当の理由や必要性が曖昧になったまま、続けられてきた慣習がとても多くあったのを、
客観的に見て「ん?なんで?」と気にかかったことは、ひとつずつ見直し、考えさせたらしい。
もちろん、それだけが快挙に繋がったのではないだろうけれど、
でも、そのこたえは、今の私にもすこーん、と飛び込んできました。
(先生いいこと言うな、と思いつつ、うわーすっかり先生らしくなっちゃった、と思いつつ。笑)

あたりまえのことを、あたりまえに。そう唱えながら、はい、明日も大掃除…。

(ゆ:蕎麦処 初代伝五郎。この冬初の鴨そば。美味しかった!)

年の瀬

2012-12-28 | のどのどぬ人

12月28日

とある忘年会でいただいた、宮城・南三陸町のおみやげ、日本酒ワンカップ。
「きりこ」と呼ばれる、すてきな切り紙の文化がある町なのです。このデザインもさすが!

後ろ側には同じくきりこで、「笑顔たやさず海と共に生きる」。
内陸に住んでいる人間から見ると、津波はまたいつか必ず来る、それなのになぜ、と、
どうしても思ってしまうのですが…。

土地と人のくらしとの関係は、持ちつ持たれつ。
そう簡単に、離れられるものではないのですね、それでも"共に生きる"と…。
お正月、おせちと一緒にいただいて、空き瓶は大事に使おうと思います。
どんな町に暮らす人も、どうかよいお年を。

(ゆ)

pasta e fagioli

2012-12-27 | のどのどぬ人

12月27日

午後から, 山大工学部の先生と研究室のみなさんが音楽室へいらっしゃいました.

久しぶりに目にしたオシロスコープ.
トランペットの音を採取して行かれたのですが, スケールを吹いてもらうだけで, その奏者の演奏レベルが分かる仕組みを作ることができないか研究中, なのだそうです.
さらにはその奏者に必要な練習メニューを提案できるようになれば, とのことでした.

僕が学生のころ, 音知学会では和声課題の採点をコンピューターにさせたり, ドラムのリズム練習をチェックするシステムなんかについて発表されていましたが, なんだか懐かしく思い出してしまいました.

それにしても, 音階を吹いただけでレベルが分かってしまうなら, プレーヤーにとってはちょっとドキドキする装置になりそうですね….

さて, あと少しで今年もおしまいです.
みなさま風邪などひきませぬよう, 元気に新年をお迎えくださいませ~.

(ド:夜にお邪魔した「La Scarpetta」という米沢駅前のお店. 豆のスープパスタが美味しかったです. 朝も7時から営業しているのだそうです!)

広がりにうちのめされ、自分の一生の短さを知り、なぜかわけの分からぬ元気が湧いてくる。

2012-12-24 | のどのどぬ人

12月24日
置賜地区高等学校合唱祭@米沢市・三條かの記念館

いつもとは会場を変え, 今年は三條かの記念館で行われた地区の合唱祭.
クリスマス・イヴの開催だけあって, 各校とも素敵なクリスマスソングを歌いあげてくれました.

職員合唱では, 武満徹の作品(「翼」, 「○(まる)と△(さんかく)のうた」, 「小さな空」の3つ)をうたいました.
どれもとても美しい, 素敵なうたです.

特に「小さな空」は, 本当に美しい曲.
遠近感のあるハーモニーに吸い込まれそうになります.

で…, 「○と△のうた」では, F durへの転調の際に不時着してしまった職員合唱団でしたが…, そこは意地とプライドと年齢とで乗り切りました (たぶん…).
このスリル(!)を越えた先にある美しさ….
美的体験というのは, やはり何かしら痛みを伴うものです (うまく伝わる自信が全くない言葉でシメてしまいました…).

(ド:この間ミッドタウンのFUJIFILM SQUAREで観た星野道夫の展示, ドールシープの写真に添えられていた言葉. 壮大な自然の広がりを前にして湧いてくる元気は, 「とにかくやってみようという, 説明のつかない力のようなものだ」と. いえいえ, 今日の職員合唱のことを言っているのではありません…)

バリバリバリ、と歩く朝

2012-12-24 | のどのどぬ人

12月24日 日の出@松島

この日、気象予報士の予言通りに、クリスマス寒波はやってきました。
まだ、星が瞬く早朝、家から駅までの坂道(もちろん上り!)は、
もーっ!バリバリに凍っていたのでございます。
4:30amにちゃんと起きたのに、電車は目の前で…行ってしまった…。

しかし日の出には間に合いました!(この場所での撮影は終わっていましたけど…)
ロケハンでは気づいていなかったらしいのですが、
ちょうど撮影していたこの桟橋の真正面から、朝日が!
本当に、新しい一日が始まるのだなぁと実感できるような、美しい光景でした。
クリスマスの朝早くからねぇもう、なんて言っていましたけれども、
もう良しといたしましょう。

(ゆ)

manic street

2012-12-22 | のどのどぬ人

12月22日

今日も今日とて, 猛烈な勢いで大掃除中です (頭の中のBGMはプロコのロメジュリより, 第1幕第1場・決闘の音楽…).
年末ですから….

そんな中 昨夜は遅くに新潟から帰って来て, 今日は朝からアンサンブルコンテストの地区予選・中学校の部の役員業務で高畠町へ (ということで(ということを言い分けに)大掃除は全く進まず…).

ステージのお手伝いをしながらずっと袖で演奏を聴いていたのですが…, 中学生, 確実に去年よりも上手になっています….
…と思ったのは, われがわれが(と, 大きな音ばかり出したり, ベラベラ指回しをするだけだったり (すみません, 不適切な表現かもしれません. でも, 高校生にも間々あるのです, そういった演奏は)…, )といった演奏がグンと減って, しっとり, そっと届けるような場面がポッ, と, そっとあるバンドが多くあったからです.

たった3人でフロアーを鷲掴みにするようなバンドには, そのコントロール力が抜群にあるのでした.
う~ん, 負けてられないなぁ, 高校生….

※夜, テレビを点けたらBS Asahiの「LISTEN 1001」をやっていました.
震災のときに観てなんだか身に染みた番組でしたが, 今回のEpisode11はプエルトリコ, サルサの特集.
う~ん, 行ってみたい!

(ド:sonodaband「manic street」. そして部屋のなかもmanic…)

いろんな大人がいる、ということ

2012-12-22 | のどのどぬ人

12月22日 ダンス幼稚園@仙台・向山幼稚園

仙台に縁のある、いろんなジャンル(?)のダンサーが、
園内の至るところで同時多発的にパフォーマンスを行うイベント。
仙台に、こんなに踊る人/踊りたい人がいたのか、と正直、驚きました。

森に囲まれた広い園には、羊がいたり、礼拝堂があったり。
建物も、とても空間に余裕のある、面白い造りになっていて、
その様々な部屋を上手に生かして踊っていました。
(子供用玄関のウェーブを描くように作ってある土足(溝)部分で踊る、
水の抜かれたプールで、みんなでおもしろい体操をする、など。)
タップダンスに合わせてジャングルジムで踊っている子、
トナカイとサンタ(?写真のふたり)が最後にばら撒いたお菓子に、走り寄る女の子たち、
お父さんから離れずに、ずーっと焚火の傍から見ている子。
いろんな子供がいます。そして、大人もいろいろだなぁ、ときっと見られてるのかな。
シュタイナー教育を取り入れている幼稚園、としか知らなかったけれど、
なんだかのびのびと、守られているなぁ、と感じられる場所でした。

(ゆ:そして帰り際に廊下で出会ったのは、本物の野ねずみ!びっくりしました、、)

SAINT NICOLAS

2012-12-15 | のどのどぬ人

12月15日

午後, 学校近くのコミセンへ, 福島からやって来ている子どもたちのクリスマス会にお邪魔してきました.

今回はブラス・1年生だけのステージ.
対するは3~5歳の子どもたち, 100人!
予想はしていましたが, う~ん, 元気(笑)!

その子どもたちを前に部員たちは, クリスマスソングの合奏や合唱, 楽器紹介コーナーや劇とダンス, リコーダー四重奏(栗コーダーのカバー)…, などなど, カラフルなステージを準備してくれました.
自分たちだけで, 企画・交渉からここまでやり遂げた1年生部員たちはとっても頼もしかったです.

たくさんの工夫と準備の甲斐があって, 子どもたち(とパパ・ママたち)にも楽しんでもらえるステージとなりました.
素晴らしい. 
やっぱり熱は伝わるんだなぁ, と, そんなことを改めて思った1日でした. 

(ド:クリスマスですから, ブリテン「聖ニコラス」より2曲目「ニコラスの誕生」. 学生のころ演奏した(はずな)のですが, 児童合唱がめちゃくちゃ可愛らしかったことしか記憶がありません…)

風が二人の心を掴んではひどく揺さぶって

2012-12-13 | のどのどぬ人

12月13日
合唱団Coro Marie「Ave Maria」@山形テルサ

吹き付ける風が真冬の冷たさだった木曜日, アヴェ・マリアを聴きにテルサへ行ってきました.

グレゴリオ聖歌, パレストリーナ, ヴィクトリア, モーツアルト, ブラームス, そしてラフマニノフ, フォーレ, プ―ランク, はたまたホヴァネス, ピンカム, ハービソン (近現代アメリカの作曲家)….
様々な時代と国, 全部で24人の作曲家による作品の数々 (残念ながら日本人の作品はありませんでしたが).

はい, この日のステージで歌われたのは, なんと全て「Ave Maria」!
こんなにもたくさんのアヴェ・マリアを一度に聴く機会はまずありません.
なんとも心地よいステージでした.
(男声合唱として馴染んでいるグレゴリオ聖歌が女声合唱で歌われていたり, 4声以上のポリフォニーが3部合唱へと自然に変身させられている編曲(知野礼美先生と鈴木崇先生の手によるもの. 流石!)の不思議…. そんな魅力もありました)

アンコールでは, 弦楽合奏を加えてカッチーニのアヴェ・マリア(演奏会のプログラムにもありましたが, 20世紀ロシアの作曲家・ヴァヴィロフの作品とする説もある楽曲です)が演奏されました.
「ave maria」と「amen」のたったふたつのテキストしかない作品ですが, だんだんと重ねられ拡がりを増していく祈りが多彩でとてもよかったです.
12月ですねぇ.

※山形新聞に評を書かせてもらう予定です~.

(ド:サニーデイ・サービス「真っ赤な太陽」. 高校生のときによく聴いた一枚. からからから回りするんだ)