9月21日
昨日は同僚の先生の結婚式にお呼ばれ.
とっても素敵な式で, ひとり勝手にご両親/ご本人の気持ちになりながら感動しておりました (思いがけず祝辞を読ませてもらったのですが…, 大変失礼しました).
そして今日はそのまま芸工大の学祭へ.
7Fギャラリーで, みちのおくの芸術祭・山形ビエンナーレ2014, 三瀬夏之介先生の巨大な作品群(「東北をひらく:小盆地宇宙」, そして「東北画は可能か?」)を観たあと (なるほど, 「私の絵」が「私たちの絵」になる経験は, そのまま民俗学的なアプローチと通じるものなのかもしれません), Predawnのライヴ(「おとの怪2014」)へ!
Rayonsのアルバムで聴いて以来 一度聴いてみたいと思っていたアーティストですが, ギターを爪弾きながらふんわり漂ってくる柔らかい歌声に, 思わずため息がこぼれてしまいました.
この時期にはよく歌うという「Aguas de Marco」のカヴァーがとっても素敵でした.
その後, 文翔館へ.
ビエンナーレのオリジナルブック「山形を行く」(素敵なガイドブックです) のイラストレーター・平澤まりこさんにサインをしてもらい, 山伏・坂本大三郎さんにお話を聴き (ご本人が座られていたのはカモシカの毛皮でした), 荒井良二さんの不思議な作品たちを色んな角度から眺め, いしいしんじさんの物語「門はな」を読み, 梅佳代さんの写真に笑い…, と, 盛りだくさん!
中庭に設営された料理ユニット・GomaさんのGoma小屋では子どもたちが楽しそうにお団子を焼いていたりもして…, 秋晴れの一日にぴったりの芸術祭でした.
夕方, 議場ホールで聴いた青葉市子さんの声は, 中島ノブユキさんのピアノと優しく交じり合って…, それは夢の中の世界.
歌われるテキストの世界観もスリリングで, 不思議な魅力のあるアーティストでした.
ライヴが終わって外に出ると, 文翔館の庭は金木犀の香り.
秋です.
(ド:朝, ホテルで何気なくテレビを点けると「題名のない音楽会」をやっていました. 中川栄二郎さんが超絶技巧のスライドさばきで熊蜂の飛行を演奏していたのですが…, どうなってんの!? )