のどのど日記

昨日ものどのど,今日ものどのど.
明日は…?

のどマガ第93号

2012-10-31 | メルマガ・新聞

10月31日

山麓ばかりでなく、里の水辺にもあざやかな紅葉が映えるこの頃。
メールマガジン「のどのど便り第93号」を配信しました。

今月号のお品書きは…

▼山形エクセレントデザイン展のこと(ツキモトクミコ)
▼槙立つ山の(ドイヒロカズ)
▼引きこもれない(チダショウコ)

暖かく"どんぶく"など着こんで、のどのどとお楽しみください。
感想もお待ちしております!


いつでもカレー、食べにいらっしゃい

2012-10-31 | のどのどぬ人

10月31日 Mahler Reloaded~マーラーの新しい世界~@仙台・楽楽楽ホール

大学の同級生・ピアノの石川祐介氏が出演するコンサートへ。

クラリネットとバヤン(ウクライナのボタン式アコーディオン)、
聞きなれない組合せの楽器から出てくる音楽が、どんな種類のものか想像できずにいたのですが、
後半が始まって、おそらく30秒としないうちに、
あっというまにお客さん全員が、その虜になっておりました…!

バルカン半島北部を含む東欧の、ユダヤ人の音楽、クレズマー。
お二人のルーツは、このクレズマーだったのです。
(チャンチキトルネエドを思い出していただけると、大分近いと思います)

クラリネットのマチェイさんはポーランド生まれ、バヤンのアレクサンダーさんはウクライナ生まれ。
そしてウィーン楽友協会ホールでも演奏しているような方たちですから、
音色もテクニックも、もう、とにかく達者。レベルが高い上に、音楽性も高い。
舞踊音楽であり民謡でもあるクレズマー、
基は、確かにマーラーのあの曲だったり、この曲だったりするのですが(交響曲5番もありました)、
これはお酒を飲みながら、ちょっと踊っても大丈夫なところで…聴きたかったなぁ~!

とにかくもう、にやにやしっぱなしの後半でありました。
東欧の音、やっぱり好きだなぁ。
最後は、アルトとピアノも加わって「リュッケルト歌曲集」から。これもとても素敵でした。

久しぶりに会った舞台上の同級生は、心配になるくらい変わっておりませんでした。苦笑
画家でもあるお母さん・喜美さん、「カレー、作っておくからいつでもいらっしゃい!」
そういえば、行く度においしい紅茶を淹れてもらってたな。近いうちに、お邪魔しますね。

(ゆ:写真はリブレーヴ健作さんに教えてもらった福島・スルタン!)

願わくばシードルと共に

2012-10-30 | のどのどぬ人

10月30日

先日、丸善で、ついつい目に入ってしまったのです。
「ガレット&クレープ」の本。ふふふ。
その足で、そば粉とハムも買って帰りましたよ。

そば粉カップ1に、卵1個+水で400cc。
これを混ぜて、ひと晩冷蔵庫で寝かせるだけです。
え?本当にこれだけでできるの?だいぶ拍子抜けです。

そして翌日。
家でもこんなにおいしく焼けるんだ!と、目からウロコでございました。
(知っていたならもっと前から挑戦するべきだったなぁ~。)
そば粉、卵、ハム、チーズ、お塩、黒胡椒。用意するのものはこれだけなのですが、
この組み合わせ「ガレット・コンプレ」というだけあって、
やっぱり、完璧なのでありました。(コンプリートと同じ意味です。)焼きたて、すごくおいしい!

厚焼き玉子のプロを目指すつもりだったのですが、ガレット・コンプレも今後の研究課題、決定です。

(ゆ)

Snowflakes

2012-10-29 | のどのどぬ人

10月29日
山形県立鶴岡南高等学校吹奏楽研究会 全国大会出場記念壮行演奏会@鶴岡市文化会館

夕方 米沢を出て, 鶴南の演奏会へ.

鶴南が選んだ今年度の課題曲5番は, 長生淳作曲の「香り立つ刹那」です.
途中 (中盤と終盤), 引力を保ちながらもソロで音楽が紡がれていく場面があるのですが, そのうねりの一体感がとても心地よかったのです (FlとObのアンサンブルが素晴らしかった!).
この曲, 空白の聴かせ方がとても難しい, と思うのです (難しくもあり, ニクくもあるのですが…).
でも, 今夜の演奏はふとG.P.になったときに香る音がとても気持ちのよいものでした.
最後, 曲は何事もなかったかのように静かなC音で終止するのですが, そのC音でリセットされながらも耳に残っている残響たちはやはり香っていて, でもそれはもうずっと昔のことのようで…, なんだか不思議な感覚を抱かせるのでした (そして何より, こんな感覚を吹奏楽で味わうことは, 残念ながら稀だと思うのです. もちろん, そう感じさせる演奏があってこそ, ですが).

コンサートの中ば, 3年生15人からひとことずつあいさつがありました.
そこで部員たちが口々に言ったのは, みんな感謝の言葉でした.
本当に素晴らしいと思います.
15人という少人数だけど, チーム力, メンバーを信じる力でやってきた, という3年生たち.
そんなにも頼もしいことはありません.

バタバタと駆け付けたコンサートでしたが, なんだかこちらが勇気づけられた, そんな時間でした.

(ド:the HIATUS細見武士は, 「今の時代の中で、音楽はどのような役割を担っていると思いますか?」という質問(tower recordsのno music, no life)に, かつて「現在どういう役割を担っているかより、本来どういう役割を担うべきなのかを、ミュージシャンが確信として持つべきだと思います。」と答えていました (昨年の冬のこと. ちなみにエルレを荒吐で聴いたのは…, 2008年?). その言葉に同感することが最近続いてあったりします…)

Danza ritual del fuego

2012-10-28 | のどのどぬ人

10月28日
絵とお話のクラシックコンサート「動物の謝肉祭」@米沢市・三條かの記念館

冷たい秋雨の一日.

午前中, 学校がある地域の文化祭へお手伝いにいった後, 午後は米沢市・三條かの記念館で行われたコンサートへお邪魔してきました.
2部構成だったコンサート (客席は満席!おめでとう!).
第2部では子どもたちが描いた絵と, ピアノ連弾・マリンバ・クラリネット, そしてお話(語り)とでサンサーンス「動物の謝肉祭」が演奏されました.
お話の方がとっても楽しい方で, 会場中がほんわか, 子どもから大人まで楽しんでいるのが分かるようなステージでした.

来年の定期演奏会に向けて動き出したうちの部員も, 演奏会のヒントをもらえれば, とお邪魔したのですが, 色んなヒントをいただけた演奏会だったと思います.
とても楽しい時間でした.

(ド:カシオーリが弾くファリャ・火祭りの踊り. 来週東京にやって来るんですね)

ろばとりんご

2012-10-27 | のどのどぬ人

10月27日

酒田に来ています.

夕方, 白鳥が鳴きながら真っ赤な空を渡っていきました.
鳥海山の頂きもすっかり白くなっていて, もう冬がやってきますねぇ….

お土産に山形の「ろば珈琲」で買って行ったのは「もみじブレンド 」.
秋限定なんだそうですが, ほんのり甘い香りがなんとも美味しかったです.

(ド:ろば珈琲さんに飾ってあったのは「ろばとりんご」と題した西村敏雄さんの絵. 描きおろしてもらったのだそうです (絵の中にあるポスターには「ROBA COFFEE OPEN」の文字)! 床屋のバルバルさん (の絵), ご存じですか?)

笛の音、太鼓の音

2012-10-27 | のどのどぬ人

10月27日 れきみん秋まつり@榴ヶ岡公園・仙台市歴史民俗資料館

3.11で衣装も道具も舞台も、全部流されてしまったけれども、
その後、すでに活動を再開させている雄勝法印神楽。
それから、民俗芸能の宝庫と言われる岩手県内でも、特に評価の高い、
早池峰岳(だけ)神楽を観に行きました。
(本当は、愛子の田植え踊りや、福岡の鹿踊りなどもあったのですが、間に合わず…)

写真は雄勝法印神楽の「倭建命(ヤマトタケルノミコト)」。
これは磐長姫(に化けた悪鬼)の舞っているところ。

踊りとしては、とっても単純で素朴で、単調といえば単調。
なのですが、舞にも、音楽にも、なんとも言えない魅力があるのです。

芝生の広場に組まれた舞台を前に、100席前後の椅子は、ほぼ埋まっていました。
ご年配の方を中心に、親子連れや若い方の姿も。みなさん、熱心に観ていらっしゃいます。
郷土芸能って、物語は、わかりやすいのですよね。そして、見せ場もあります。
もちろん、ジェットコースターやハリウッド映画に、その刺激度具合は負けてしまいますが…

最後まで観たかったのですが、風が冷たくなってきて、ギヴアップ。
笛の音と太鼓の音に後ろ髪を引かれながら、公園を後にしました。

(ゆ:そして夜は、後のお月見でした。
松花堂弁当の中で、私の担当だった厚焼き玉子、うまく焼けましたょ。)

Have a Nice Day

2012-10-26 | のどのどぬ人

10月26日

調子にのってバーボンウイスキーなどを昨日 飲みすぎてしまったのですが…, 今日は東北音研(東北音楽教育研究大会)が置賜地区を会場に開催されました (ということで, 昨日は米沢に前日入りしていらしていた仙台の先生方とご一緒していました).
東北6県の小・中・高校の音楽科教員が集まっての研究大会, 山形県置賜地方が会場となるのは単純計算で24年に1度ということになります.

高校の部では「ことばを大切にした日本歌曲の表現」と題した授業研究がありました.
テキストから楽曲へと入っていく方法での日本歌曲への取り組みだったのですが, オリジナルの歌詞作成などを通じて音符と歌詞とをマッチングさせていく取り組みなどは, 生徒たちもとても楽しそうにやっていました.

考えてみれば日本語のうたにおける音(符)とシラブル(音節)の関係って, 不思議なものです (追分なんかを考えるとますます不思議).

…そんなことを思った金曜日.
あっという間に月末です.

(ド:SPECIAL OTHERS「Have a Nice Day」. DVDが最高! ストリートライヴってやっぱり楽しいのです)

あの日の海の町

2012-10-23 | のどのどぬ人

10月23日

久しぶりに塩釜へ行きました。

本塩釜駅の駅舎で見つけた、ステッカー。
前回来た時には、なかったような気がします。
「津波浸水深ここまで↓」のここ、は、私の身長より高い位置にありました。
あらためて、あの日のこの場所を、想像してみました。

港の脇のショッピングセンターに入ってしまえば、
もう当たり前に何事もなかったかのような、賑わい。
でも、つい、この間のことなんだよなぁ、となんだか不思議な気がしました。

(ゆ:久しぶりにシェ・ヌーにも。やっぱり、おいしいです。)

哲学と悩める青年たちと

2012-10-22 | のどのどぬ人

10月22日 第1回てつがくカフェplus「表現をめぐって」@仙台市市民活動サポートセンター

〈不快〉に思わされる表現は、〈規制〉されるべきなのか?
そもそも、私たちに表現を〈規制〉する権利などあるのか?

コンテンポラリーダンス、現代美術、現代音楽といったジャンルの作品を見て
(もしくは誘った公演を、人が見に来てくれて)、
不快に思ったり、また不快に思わせてしまったりという経験が私にはあります。
そんなことを思いだして、出かけて行きました。

…でしたけれども、どんな人が集まるかわからない、オープンな議論の場を展開させる、
というのは、なかなか難しいことですね…。

「哲学というのは『問いを立てる』までが、実は一番面白いんです」
と、西村先生がおっしゃっていて、そういうものなのか、と思いました。
なんだか色々と、宿題を渡されて帰ってきたような気がするのですが…zzz。

(ゆ)